ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.23(2018/10/13) @

 

 

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(Update:2018/10/18)

 

紅葉シーズンが中盤に入り、いよいよ山麓の乗鞍高原が見頃を迎える季節となりました。ノリクラの紅葉というと、上部の大雪渓・位ヶ原周辺の紅葉が有名ですが、山麓の乗鞍高原の紅葉もなかなか見ごたえのあるものです。山麓とは言っても標高が1200〜1500メートルもあり、低山の山頂以上の標高がありますから寒暖差も大きく、きれいに発色します。また、大雪渓・位ヶ原周辺のように急激な気温低下による霜枯れの心配がなく、程よく気温が低下してくれることも、きれいな発色につながっていると思われます。

さて、今回は久しぶりに良い天候に恵まれ、紅葉散策にはもってこいの気候となりました。山頂まで行かずに乗鞍高原内だけでも充分楽しい時期になり、また、あくせくとせずに、のんびりと一日を長く使うのがいいのではないでしょうか?

なお、9月初めより開始している紅葉情報は4ページ目からご覧になります。紅葉の進み具合を昨年と比較しながら観察することで、訪れるべき日程を調整していただけたらと思います。


◎ 今回の目次

Page-1 : 【観光センター前駐車場】       【一の瀬大カエデ】        【大雪渓までの沿道の風景 T(観光センター〜三本滝)】
Page-2 : 【大雪渓までの沿道の風景 U(三本滝〜大雪渓)】
Page-3 : 【雪渓下部】       【雪渓上部】
Page-4 : 【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2220〜2000m付近)】       【紅葉情報−摩利支天〜三本滝(標高2000〜1800m付近)】       【紅葉情報−乗鞍高原、一の瀬園地(標高1500m付近)】       <編集後記>「初霜・初氷・初雪・初冠雪...」

●参考資料●
(紅葉情報) − 紅葉総合INDEX
(周辺地図) − ノリクラガイドマップ(紅葉上部エリア版)ノリクラガイドマップ(紅葉下部エリア)  ノリクラガイドマップ (春〜夏スキー大雪渓・山頂版)     ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版  
一の瀬大カエデの行き方(2016ノリクラ 雪渓カレンダー  Vol.20(2016/09/24〜25) @【一の瀬大カエデへの行き方】)
(シャトルバス・マイカー規制) − 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報    ノリクラガイドマップ(県道乗鞍岳線 シャトルバス乗換駐車場 版)

 

 

 

【観光センター前駐車場】

観光センター前駐車場

早朝6時の観光センター前駐車場。天候はご覧のように曇で気温は5℃です。これまで10℃以上の日が続いていましたが、ようやくこの時期らしい一桁の気温となってきました。

 

雲が低く垂れ込める 乗鞍高原周辺も紅葉が見頃に

左の画像の雲の様子をご覧いただくとお分かりかと思いますが、観光センター周辺の低い山肌まで霧が垂れ込めています。そして、周辺の木々がかなり色づき始め、乗鞍高原の紅葉が見頃の時期になってきました。

このように雲が低く垂れ込めている日は、山頂方面は雲海の上となり、きれいに晴れ上がっていることが結構ありますので、山頂登山を諦めてはいけません..。実際、6時の畳平の天候は、晴・気温2℃・風速2メートルという状況となっています。

 

シャトルバス始発便
週明けの10月15日からCダイヤ(1日6便)です

7時始発便は登山に向かう方々が結構いらっしゃり、画像ではバスが2台配車されていますが、最終的には3台運行されました。なお、週明けの10月15日(月)から晩秋ダイヤとなり、1日6便のCダイヤとなります。Cダイヤは雨天時用のBダイヤとほぼ同じで、10月以降に始発・最終が変更された点が加味されています。

 

気温5℃、ちょっと寒そう 「ノリクラ来るのにその恰好はないでしょう!」

バスの運転手さん・車掌さんも腕を組んでちょっと寒そう...右の運転手さんはまだ半袖。「ノリクラ来るのにその恰好はないでしょう!」と突っ込まれると、「だって下はそんなに寒くないんだもん〜!」

松本市街地と乗鞍高原との標高差が1000メートル近くあり、また、大雪渓や県境に至っては標高差2000メートルを優に超えます。同じ市内であっても気候は全く異なります。

 

早朝6時、低く垂れこめた雲に覆われる 7時、雲が次第に抜け始める 7時20分、綺麗な青空へ

さて、低く垂れこめていた雲は、7時頃から次第に抜け始め、ご覧のようにきれいな青空が広がってきました。やはり雲が低く垂れこめている日は、山頂方面は雲海の上の快晴だったことがこの画像でわかります。

 

10月のノリクラは日中でも防寒着が必要になる

綺麗に晴れても日差しの暖かさはなく、防寒着が必要な状況が続きます。乗鞍高原の10月は初冬に近い気候と思っていただいた方がよいでしょう。

 

紅葉が輝き始めた

太陽の光を受けて、乗鞍高原の紅葉も一段と輝きを増し始めます。

 

【一の瀬大カエデ】

一の瀬園地 一の瀬大カエデ

それでは、大雪渓に向かう前に一の瀬園地の様子をお伝えします。一の瀬大カエデの方は、2016ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2016/09/24〜25) @【一の瀬大カエデへの行き方】 に掲載しておりますのでご覧下さい。

 

先週の一の瀬大カエデ
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2018/10/06) @
今回一の瀬大カエデ
ほぼ全面にわたって発色

先週と比べると、ほぼ全面にわたって発色が広がっている様子がわかります。しかし、まだしっかりと色づいていない部分もあり、七色カエデ状態です。

 

2015年の一の瀬大カエデ
2015ノリクラ雪渓カレンダー
Vol.24(2015/10/17〜18) E
2016年の一の瀬大カエデ
2016ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.23(2016/10/15〜16) @
2017年の一の瀬大カエデ
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.23(2017/10/14) @

昨年は真紅の色合いになる前に落葉が始まってしまいましたが、今年はまだその様子はありません。あと一週間程度でピークの状態になると推測されます。

 

大カエデの前には数多くの人が

大カエデが見頃になってきて、今日は多くの方が訪れていました。大カエデは太陽の光を受けないと綺麗な輝きを見せてくれませんが、ピークの状態になれば、曇っていても綺麗な色合いを放ってくれるようになります。

 

【大雪渓までの沿道の風景 T(観光センター〜三本滝)】

大雪渓に向かう沿道の様子をお伝えします。

 

昨年の鈴蘭バス停のカエデ
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.23(2017/10/14) @
今回の鈴蘭バス停のカエデ
少し落葉が進む

ノリクラで一番早く紅葉を始めるのは、鈴蘭バス停のカエデ。先週、ほぼピークの発色となり、今週は少し落葉が進んでいる模様です。8月下旬から色づきが始まり、ピークに達するまで1ヶ月半ほどかかりました。

 

10月半ば以降は気温は10℃以下に
ヒルクライムは防寒対策を万全に

10月も半ばに入ると、気温が終日10℃以下になることも珍しくありません。そのため、訪れるヒルクライマーが少なくなって来ますが、今日は入山台数75台とこの時期としてはたくさんの方がお越しになりました。

これから気温が低くなってきていますが、天候が良ければ、防寒対策をしっかり整えることで、問題なくヒルクライムが可能です。

 

乗鞍高原の紅葉を眺めながらヒルクライム

乗鞍高原周辺の紅葉を間近に楽しみながら、ゆっくりヒルクライムするのが良いでしょう。しかし、午後になると、山頂方面は急激に気温が低くなってきますので、県境・畳平にはお昼くらいまでには到着できるようにしたほうがよいかと思います。

 

今回の鈴蘭橋 紅葉を迎えた鈴蘭橋(10月中旬)
2014ノリクラ雪渓カレンダーVol.24(2014/10/18〜19) D

ノリクラの紅葉エリアは標高2700メートルの大雪渓から標高1500〜1400メートルの乗鞍高原まで広がり、9月中旬の大雪渓から、10月末の乗鞍高原まで、1ヶ月半もの長期間楽しむことができます。しかし、各エリアの紅葉は長くて2週間、本当に良い状態のピーク期間は1週間もない状態。そのため、事前にいつが良いのかどこが良いのか下調べしておく必要があります。

 

今回の休暇村〜三本滝間 紅葉を迎えた休暇村〜三本滝間(カラマツ、10月下旬)
2014ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2014/10/25〜26) D

乗鞍の紅葉情報をまとめた 紅葉情報INDEX から当WebSiteのすべての紅葉情報へアクセスでき、その中に、乗鞍の紅葉を大まかに把握するには、乗鞍紅葉情報 は初めての方にお勧めです。

また、撮影ポイントについては、ノリクラガイドマップ(紅葉上部エリア版)ノリクラガイドマップ(紅葉下部エリア) をご覧ください。県道乗鞍岳線沿線のビュースポットが地図上で把握できるようになっております。また、撮影当時のノリクラ雪渓カレンダーにもリンクされていますので詳細な状況の把握も可能です。紅葉撮影にお越しの際には一度ご確認ください。

 

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