【速報バックナンバー 2010年10月分】

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■2010年10月31日(日)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.25 <番外編>

 

 

@ 2010/10/31 8:15
今日は今シーズンの営業最終日
(位ヶ原山荘)
A 2010/10/31 11:05
気温4℃、濃霧と細かな雨が流れ続ける
(大雪渓駐車場)

B 2010/10/31 12:45
シャトルバスも今日で運行終了
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原5号カーブ、宝徳霊神バス停付近)

C 2010/10/31 14:20
今シーズンもお疲れ様でした!
(畳平 − 乗鞍環境パトロール)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 10月最終日の今日、霧雨や小雨が周期的に降り続く天候でしたが、何とか無事に今シーズンを終えることができました。

早朝6時の位ヶ原山荘は東の空が明るくなり始めると同時に、青空が見え隠れするようになってきます。気温は6℃。全く寒さを感じさせない状況で、もちろん路面凍結は全くありません。そのため、県道乗鞍岳線・乗鞍スカイラインとも通行可能で、シャトルバスも始発便から通常運行されました。
絶えず西から東へ雲が流れて行き、その雲間の青空が大きくなってきますが、霧雨は降り続き、そこに朝日が差し込み始めると一瞬ではありますが虹がかかる様子が見られました。しかし、山頂方面は雲の中である状況は変わらず、これ以上の天候の好転はなかなか期待できない状況です。

8時を過ぎると、霧雨から小雨へと変化し始めます。それでもまだ日差しがあって、位ヶ原山荘では今シーズン最後の宿泊客の方が山頂登山に向かう準備を始めます。
9時の位ヶ原山荘の気温は8℃。先ほどまであった日差しはなくなり、周期的に降ったりやんだりを繰り返す小雨が、降っている時間帯のほうが多くなって来ます。山荘の薪ストーブには絶えず火がくべられ、その暖かさにのんびりと時間を費やすことが今日一日の正しい過ごし方かもしれないと思ってしまうほどです。

その後も天候は変わりません。位ヶ原山荘から上部エリアへの登山道は、小雨はもちろんのこと濃霧もあって、いつもなら広大なロケーションが広がる屋根板付近も周辺の状況がほとんどわからないほど。時折、雨脚が強くなって霧が抜けると、遠方に富士見沢や大黒岳の尾根を確認することができます。その登山道も今日は訪れる方はなく、雰囲気は完全にシーズンオフといったところでしょう。
この状態も大雪渓付近に到着すると、細かな小雨が北から南へ霧のように真横に流れ、そんなコンディションの中では正面を向いて歩くことが困難なほど。視界は50メートルほどしかなく、タクシーで訪れた観光客も足早に車内に引き返す様子がありました。

正午の大雪渓の気温は4℃。この頃になると、雨がやみ始めて視界も徐々に回復傾向を見せ始めます。そして、午後はほぼ完全に雨は収まり、路面も乾き始めます。
しかし、14時過ぎの畳平では再び濃霧が立ち込め始めます。例年の乗鞍スカイラインの場合、最終日まで通行できる状況ではなく、冬季閉鎖が前倒しして実施されるほど。そのため、畳平の売店は冬季閉鎖となる前に閉店の準備を始め、今年もその例に漏れずに早々に閉店がなされました。しかし、そんな閑散としたバスターミナルに、今日はいつものように観光客が訪れ、例年とは異なる天候状況になかなか対応が難しいものを感じさせました。そして、乗鞍環境パトロールの方々も、詰所の整理など今シーズンの業務整理をされていました。

15時の畳平の気温は3℃。乗鞍スカイラインは桔梗ヶ原や猫岳山腹付近からは重厚な雲海が広がっていて、本当に明日から冬季閉鎖に入ってしまうのがもったいないと思うようなロケーションが続いていました。

今シーズンも無事に速報をお届けすることができ、ご愛読いただいたことに感謝いたします。なお、10月29日、30日の速報で、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載は実施しないとお伝えしておりましたが、この3日間である程度の取材が実施できましたので、 ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(番外編) を今週末掲載いたしますので、引き続きご愛読のほどよろしくお願いいたします。

今シーズンの速報がこれで終了いたします。今後の予定については下記のとおりです。またお会いできる日を楽しみにしております。(2010/10/31 16:55更新)

【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2010ノリクラ雪渓カレンダー正式版 の連載は、2010年10月26日掲載の Vol.24<最終版> 及び 今週末掲載予定の Vol.25<番外編> をもって 今シーズンの連載を終了させていただきます。連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

<速報>
次週末の2010年10月30日(土)〜31日(日)の速報については、積雪凍結により状況が芳しくありませんが、現地入りできればお伝えしたいと思います。

また、2010年11月はお休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
2010年12月から2011年3月までのウインターシーズンについては、週末に速報をお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載を実施しない週もあります。
2011年3月下旬以降の春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。

<ノリクラ雪渓カレンダー>
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2011年3月下旬頃から再開を予定し、ノリクラ雪渓カレンダー正式版は2011年5月中旬頃を予定しております。


【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について(春〜夏スキー版に更新)】
3月より公開した新コーナー「ノリクラガイドマップ」の内容を春〜夏スキー版に変更いたしました。春〜夏スキー版は「大雪渓・山頂版」と「鶴ヶ池雪渓版」の二種類です。
いずれも、地図上の文字表示にマウスポインタが当たるとポップアップで関連情報へリンクされるようになっております。
今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春〜夏スキーにご活用ください。
なお、従来版は「冬〜春スキー版」と名称変更いたしましたのであわせてご覧ください。
 

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@ 2010/10/31 06:35
曇→晴
(朝の速報 − 位ヶ原山荘前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。速報を書く7時現在の位ヶ原山荘の気温は7℃、夜明けとともに東の空に青空が見え始めました。足早に西から東へ雲が流れ、霧雨状態から綺麗な朝日が差し込み、一瞬虹が広がる状況見られました。
山荘前路面には凍結箇所はなく、県道乗鞍岳線・乗鞍スカイラインともに今日も通行可能で、シャトルバスも今シーズン最後の運行が開始されました。
今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2010/10/31 07:00更新)

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■2010年10月30日(土)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.25 <番外編>

 

 

@ 2010/10/30 07:00
11月7日(日)まで営業します!
(観光センター売店)
A 2010/10/30 09:15
紅葉 − 川辺は落葉した色彩の化粧が施される
(乗鞍高原 − 一の瀬川)

B 2010/10/30 11:40
天候は回復傾向に
(三本滝ゲート)

C 2010/10/30 13:10
上部エリアは霧雨無風、シャトルバスも終日運行
(大雪渓前 − 肩の小屋口バス停)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 10月最週末を迎えた今日、終日にわたって雨降りでしたが、台風の影響をほとんど感じさせなかった一日でした。

夜明け前の5時ごろから降り始めた雨は、空が明るくなり始める6時をまわるとしっかりとした雨脚を見せるようになります。6時の乗鞍高原の気温は5℃。周辺の山々をも包む低い雲が垂れ込めています。この天候ですから、観光センター前駐車場には数えるほどの車しかやってきていません。雨は強さが増すことはなく、しとしとと降っていて、さほどの天候の悪化を感じさせません。そのため、県道乗鞍岳線・乗鞍スカイラインとも通行可能で、シャトルバスも通常通りの運行が開始されました。

雨は8時を回る頃になると小降りとなり、9時を過ぎた頃には合羽のフードをはずしても全く問題ないほどの状況となってきます。乗鞍高原の紅葉もそろそろ終盤となってきて、一の瀬園地ではシラカバがほぼ完全に落葉し、ヤドリギだけが枝に取り残されている様子があちこちで見られます。そして、一の瀬園地を流れる一の瀬川沿いは、カラマツなどの落葉で彩の化粧が施され、清流とのコンビネーションがなんともいえない心地よさを与えてくれます。季節を問わずいろいろな風景を見せてくれ、そんな発見も楽しいかもしれません。

午後からは上部エリアに向かいます。正午の三本滝ゲートの気温は5℃。雨が降ったりやんだりを周期的に繰り返します。今日の雨は冷たさというものが全くなく、気温の割には暖かなものを感じさせるほど。そして、三本滝ゲートを過ぎたあたりから周辺には霧が立ち込めるようになってきます。
そして、13時の位ヶ原山荘の気温は3℃。ほとんど風の動きはなく、視界は50メートルほどの状態となってきます。

その後も天候の悪化を感じさせないどころか、先ほどまで視界が50メートルを切るほどだった大雪渓入口付近も、14時ごろから視界が開け始め、速報を書く15時ごろには山頂直下まではっきりと確認できるようになり雨は完全にやんで、南の空には青空がのぞくようになって来ました。最終日の明日の天候を期待させるような雰囲気です。

明日はノリクラシーズン最後の一日ですが、良い天候を期待したいと思っております。なお、すでにご案内のとおり、今回は、ノリクラ雪渓カレンダー はお休みとさせていただく予定ですので、ご了承ください。(2010/10/30 15:10更新)

【10月よりシャトルバスの始発・最終便がそれぞれ1時間ずつ短くなります。】
10月よりシャトルバスは始発と最終がそれぞれ1時間ずつ短くなります。
<長野県側シャトルバス>
● ご来光バス : 10月から運休
● 上り便 : 乗鞍高原(観光センター) → 畳平  始発便  6時10分発(7〜9月) → 7時発(10月)     最終便 16時発(7〜9月) → 15時5分発(10月)
● 下り便 : 畳平 → 乗鞍高原(観光センター)  始発便 7時5分発(7〜9月) → 8時5分発(10月)   最終便 17時5分発(7〜9月) → 16時5分発(10月)
<岐阜県側シャトルバス>
● ご来光バス : 10月から運休
● 上り便 : ほおのき平駐車場 → 畳平  始発便  5時55分発(7〜9月) → 6時55分発(10月)     最終便 15時55分発(7〜9月) → 14時55分発(10月)
● 下り便 : 畳平 → ほおのき平駐車場  始発便  6時50分発(7〜9月) → 7時50分発(10月)     最終便 16時50分発(7〜9月) → 15時50分発(10月)

詳しくは 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。


【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について(春〜夏スキー版に更新)】
3月より公開した新コーナー「ノリクラガイドマップ」の内容を春〜夏スキー版に変更いたしました。春〜夏スキー版は「大雪渓・山頂版」と「鶴ヶ池雪渓版」の二種類です。
いずれも、地図上の文字表示にマウスポインタが当たるとポップアップで関連情報へリンクされるようになっております。
今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春〜夏スキーにご活用ください。
なお、従来版は「冬〜春スキー版」と名称変更いたしましたのであわせてご覧ください。
 

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@ 2010/10/30 06:40

(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。速報を書く7時現在の観光センター前駐車場の気温は5℃、早朝5時ごろから降り始めた雨が6時ごろからまとまった雨脚を見せるようになって来ました。台風接近の天気予報が出ていることもあって、観光センター前駐車場にはほとんど車はお越しになっていません。
現在のところ雨はそれほど強くなく、風は全くありません。県道乗鞍岳線・乗鞍スカイラインとも通行可能で、シャトルバスは通常通りの運行を開始しました。ただ、7時現在の上部エリアは0℃・霧雨とのことですので、今後、雨が雪に変化したり、積雪凍結や雨量規制による通行止めの可能性もあります。
今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2010/10/30 07:20更新)

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■2010年10月29日(金)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.25 <番外編>

 

 

@ 2010/10/29 07:00
シャトルバスは始発便から通常運行
(観光センター前駐車場)
A 2010/10/29 09:15
紅葉 − 落葉の絨毯が美しい
(乗鞍高原 − 善五郎の滝 遊歩道)

B 2010/10/29 10:35
濃霧が続く
(県道乗鞍岳線 − 三本滝ゲート)

C 2010/10/29 13:10
上部エリアは青空 − 鰯雲とサイレント世界
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下 4号カーブ付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今シーズンも残りわずかとなり、おそらく今シーズン最後の穏やかな一日となりました。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は小雨が続く夜を迎えています。気温は4℃、周囲には霧が立ち込め寒さはあまり感じさせません。そして、この雨も徐々に収まりを見せはじめ、天候の回復の兆しを感じさせるようになってきます。

そして、一夜明けた乗鞍高原は夜明けを迎えると同時に濃霧に見舞われます。6時の気温は6℃。どんよりとした低い雲が山麓の山々すらすっぽりと飲み込み、吐く息が白く尾を引いています。路面はウェット状態ですが凍結している箇所はなく、県道乗鞍岳線、乗鞍スカイラインともに通行可能で、シャトルバスも始発便から通常通りの運行が始まります。

どんよりとした天候に変化はありませんが、上部エリアは雲海の上にあって綺麗に晴れているという情報から、おそらく、今シーズン最後になるだろうと思われるヒルクライムに出発します。9時を回っても気温は6℃と変わらず、長袖のサイクルジャージにさらに厚手のセーターを着て、その上にウインドブレーカーをまとって出発です。そのスタイルでペダルを回し続けても暑さは感じず、ちょうど良いコンディションです。

三本滝ゲートまでの視界は100メートルほど。そして、路面はカラマツの落葉に覆い尽くされ、周囲にはカラマツのヤニの香りが漂っています。そして、善五郎の滝 遊歩道も、それまでは鬱蒼とした森でしたが、落葉した木々が目立つようになって明るさを感じさせるほどとなり、そろそろ紅葉シーズンも終盤に入ってきたように感じます。

10時の三本滝ゲート付近の気温は2℃。冷え込んだ空気の流れを感じさせ、ゲートに立つ警備員の方も、明日からの天候悪化を懸念しながら、「実質的に今日が最後かもね...」と、おっしゃっています。
ただ、この天候も、ゲートを過ぎてかもしかゲレンデに到達すると霧が抜け始めて、視界が開けるようになってきます。そして、青空が広がって太陽の日差しを受けると、それまで着ていたウインドブレーカーとセーターを脱いで、薄手のサイクルジャージだけで十分なほどの陽気を感じます。

正午の位ヶ原山荘の気温は6℃。今日は全く風がなく、上空は綺麗な鰯雲がゆっくりと流れて行きます。その先の位ヶ原ではそんな鰯雲がつながる青空がいっぱいに広がり、訪れる方の全くいない光景は、今シーズン最後の穏やかなノリクラを独り占めしたような感覚にさせてくれます。

13時の大雪渓の気温は6℃。ゆっくりとした動きを見せる鰯雲が次第に上空全体を覆って青空がなくなってきますが、天候の悪化を感じさせるようなものではなく、遠景の山々は雲海の上に頂を突き出し、透明感あふれる空気に包まれた状態は変わりありません。そして、大雪渓エリアに残る雪渓上部左側では、全面に渡って凍り付いていて、遠くから見ても表面が光って見えるほどです。

そして、14時を過ぎると足早に太陽が沈み始め、それと同時に気温も一気に冷え込んできます。15時の大雪渓の気温は2℃。冷たい空気が漂う状態となりますが、空気に全く動きはなく、今日はそんな穏やかな雰囲気のまま一日が終わって行きます。そして、太陽が沈む最後の瞬間には綺麗な夕焼けが広がり、今月末で終了するノリクラシーズン最後を飾る一瞬を見せてくれたのではないかと思ってしまうほどでした。

明日は10月最後の週末ですが、台風の影響から芳しくない状況が予測されます。そして、明日も速報をお届けする予定ですが、雨ばかりの四コマとなってしまいそうです。
なお、すでにご案内のとおり、今回は、ノリクラ雪渓カレンダー はお休みとさせていただく予定ですので、ご了承ください。(2010/10/29 18:50更新)

【10月よりシャトルバスの始発・最終便がそれぞれ1時間ずつ短くなります。】
10月よりシャトルバスは始発と最終がそれぞれ1時間ずつ短くなります。
<長野県側シャトルバス>
● ご来光バス : 10月から運休
● 上り便 : 乗鞍高原(観光センター) → 畳平  始発便  6時10分発(7〜9月) → 7時発(10月)     最終便 16時発(7〜9月) → 15時5分発(10月)
● 下り便 : 畳平 → 乗鞍高原(観光センター)  始発便 7時5分発(7〜9月) → 8時5分発(10月)   最終便 17時5分発(7〜9月) → 16時5分発(10月)
<岐阜県側シャトルバス>
● ご来光バス : 10月から運休
● 上り便 : ほおのき平駐車場 → 畳平  始発便  5時55分発(7〜9月) → 6時55分発(10月)     最終便 15時55分発(7〜9月) → 14時55分発(10月)
● 下り便 : 畳平 → ほおのき平駐車場  始発便  6時50分発(7〜9月) → 7時50分発(10月)     最終便 16時50分発(7〜9月) → 15時50分発(10月)

詳しくは 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。


【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について(春〜夏スキー版に更新)】
3月より公開した新コーナー「ノリクラガイドマップ」の内容を春〜夏スキー版に変更いたしました。春〜夏スキー版は「大雪渓・山頂版」と「鶴ヶ池雪渓版」の二種類です。
いずれも、地図上の文字表示にマウスポインタが当たるとポップアップで関連情報へリンクされるようになっております。
今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春〜夏スキーにご活用ください。
なお、従来版は「冬〜春スキー版」と名称変更いたしましたのであわせてご覧ください。
 

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@ 2010/10/29 07:00
濃霧
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。通常週末にお届けしておりますが、天候悪化の懸念から、今回は前倒しして速報をお届けします。速報を書く7時現在の観光センター前駐車場の気温は6℃、早朝は曇り空でしたが、6時を過ぎたあたりから濃霧となってきました。それでも山頂付近は晴れているとのことで、県道乗鞍岳線、乗鞍スカイラインとも通行可能で、シャトルバスも通常運行しています。
今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2010/10/29 07:20更新)

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■2010年10月24日(日)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.24 <最終号>

 

 

@ 2010/10/24 08:35
紅葉 − カメラマンに四方八方囲まれる
(乗鞍高原 − 一の瀬園地 大カエデ)
A 2010/10/24 09:20
紅葉 − 無風の鏡面に色彩が映る
(乗鞍高原 − 一の瀬園地 まいめの池)

B 2010/10/24 11:30
紅葉 − カラマツの落葉シャワーを浴びながらヒルクライム
(県道乗鞍岳線 − 三本滝ゲート上)

C 2010/10/24 14:10
山頂付近から激しく雲が急降下、荒涼とした雰囲気に
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 6号カーブ付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 昨日の小春日和な陽気とは打って変わって、季節の変わり目を感じさせる一日となりました。

早朝6時の乗鞍高原の天候は曇。気温は6℃ですが全く風はなく、寒さを感じさせない朝を迎えています。観光センター前駐車場には30台ほどの車がお越しになっていて、いつものようにシャトルバスに乗車される方々が準備をする様子が見られます。曇り空ではありますが、ノリクラの山並みははっきりとしています。そんなノリクラの様子を眺めながら、乗客のお越しを待つタクシーの運転手の方々も、これから悪化する天候を危惧しながら、実質的に今日が今シーズン最後かもしれないと口々にされる様子があります。

紅葉の見頃エリアが完全に乗鞍高原に移ってきたことから、今日は観光センターから2km程度のところにある一の瀬園地に出向きました。どんよりとした曇り空ではあるものの、一の瀬園地でもっとも注目を浴びている大カエデには今日もたくさんのカメラマンの方々が集まっています。青空であれば最高のコントラストとなるはずですが、それでも真紅の色合いは曇り空でも輝きを周囲に放っています。もちろん周辺はミズナラなどの黄色の山肌が続いていて、ほとんど無風状態のまいめの池は鏡のように対岸の紅葉を逆さに映し、ここにもたくさんのカメラマンが三脚を広げていました。

10時の一の瀬園地の気温は12℃。長袖のサイクルジャージだけではやや寒さを感じる状態で、ウインドブレーカーを身にまとって撮影ポイントを自転車で回ります。周辺は綺麗な紅葉とともに落ち葉の絨毯が所々で見つけると、周辺とはまるで別世界の小径に続いているような趣すら感じさせてくれます。

その後、いつものように大雪渓方面に向けてヒルクライムに向かいます。11時の三本滝ゲートの気温は12℃。昨日は全く落葉が見られなかったカラマツが今日はバラバラと音を立てて激しく落葉を始めています。特に強い風が吹いているわけでもなく、一斉に始まった落葉に道路は所々が完全にカラマツの黄色に染まってしまうほど。降り注ぐカラマツのシャワーは首筋など否応なくもぐりこんできて閉口させられます。

正午の摩利支天付近の気温は12℃。今日は全く気温に変化が見られません。しかし、この頃から少しばかり冷たい風が吹き始めます。そして、13時の位ヶ原山荘付近から望む山頂付近は南から雲が流れ込む様子が見られます。ただ、ここでも気温は12℃と変化が見られません。
午後の位ヶ原周辺も気温が8℃と低下するものの、穂高連峰の山並みがはっきりとしていて、さほど天候の変化を感じませんが、剣ヶ峰付近から激しく雲が大雪渓・位ヶ原方面に落下し始めて、訪れる方のほとんどいない位ヶ原周辺は荒涼とした雰囲気が続いています。

この天候も次第に雲の落下が激しくなり、14時30分頃には大雪渓周辺がすっぽりと濃霧に覆われ、それと同時に雨が降り始めます。ほとんど視界の奪われ雨の降り方が次第に強くなって今日一日が終わって行きます。

15時時点の大雪渓周辺の気温は4℃。夜半には氷点下となってもおかしくない状況で、もし氷点下となれば、路面は凍結する可能性がかなり高くなります。また、週明けからぐずついた天候が続くようですので、今後は積雪凍結による通行止め・シャトルバス運休の可能性がかなり高いと予測されます。
そして、今日のシャトルバスは始発便〜9時便まですべて2台運行で、それ以降もほぼ2台体制での運行でした。

今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.24 は次週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい(2010/10/24 17:45更新)

【紅葉情報 − 山麓の乗鞍高原の紅葉がピークを迎えています。】

( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.24  【紅葉情報】 をご覧ください )
乗鞍高原で紅葉のピークを迎えています。そして、昨日は見られなかった休暇村〜三本滝ゲート付近でのカラマツの落葉が激しく始まっています。乗鞍高原でのシラカバの落葉も目立つようになってきていますので、次週末まで見頃が続くかやや微妙な状況となってきています。
今後、天候悪化も懸念されていますので、早めに紅葉見物されることをお勧めします。

【10月よりシャトルバスの始発・最終便がそれぞれ1時間ずつ短くなります。】
10月よりシャトルバスは始発と最終がそれぞれ1時間ずつ短くなります。
<長野県側シャトルバス>
● ご来光バス : 10月から運休
● 上り便 : 乗鞍高原(観光センター) → 畳平  始発便  6時10分発(7〜9月) → 7時発(10月)     最終便 16時発(7〜9月) → 15時5分発(10月)
● 下り便 : 畳平 → 乗鞍高原(観光センター)  始発便 7時5分発(7〜9月) → 8時5分発(10月)   最終便 17時5分発(7〜9月) → 16時5分発(10月)
<岐阜県側シャトルバス>
● ご来光バス : 10月から運休
● 上り便 : ほおのき平駐車場 → 畳平  始発便  5時55分発(7〜9月) → 6時55分発(10月)     最終便 15時55分発(7〜9月) → 14時55分発(10月)
● 下り便 : 畳平 → ほおのき平駐車場  始発便  6時50分発(7〜9月) → 7時50分発(10月)     最終便 16時50分発(7〜9月) → 15時50分発(10月)

詳しくは 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。


【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について(春〜夏スキー版に更新)】
3月より公開した新コーナー「ノリクラガイドマップ」の内容を春〜夏スキー版に変更いたしました。春〜夏スキー版は「大雪渓・山頂版」と「鶴ヶ池雪渓版」の二種類です。
いずれも、地図上の文字表示にマウスポインタが当たるとポップアップで関連情報へリンクされるようになっております。
今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春〜夏スキーにご活用ください。
なお、従来版は「冬〜春スキー版」と名称変更いたしましたのであわせてご覧ください。
 

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@ 2010/10/24 06:10

(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。速報を書く6時現在の観光センター駐車場の気温は6℃、昨日の快晴とは打って変わって、ご覧のように曇り空。頭上には少し青空がのぞいている部分もありますが、天候は下り坂の傾向です。それでも、観光センター前駐車場は出発の準備の姿がいつものようにあります。風はなく、寒さは全くありませんが、午後には雨の予報が出ていて、これを境に冬へと近づいて行くものと思われます。だんだんこの時期らしい気候へと変化して行くでしょう。
今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2010/10/24 06:30更新)

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■2010年10月23日(土)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.24<最終号>

 

 

@ 2010/10/23 09:45
快晴無風 − 10月後半とは思えない暖かな陽気
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓上 3号カーブ付近)
A 2010/10/23 11:55
雲の綺麗なひととき
(大雪渓 − 雪渓上部)

B 2010/10/23 14:25
紅葉 − 今週も人気のビューポイント
(乗鞍高原 − 鈴蘭橋)

C 2010/10/23 14:45
紅葉 − ピークを迎え、秋色のシャワーに包まれる
(乗鞍高原 − 善五郎の滝 遊歩道)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 10月後半に入ったものの、今日はそんなことを一切感じさせない穏やかで暖かな小春日和の一日を送ることができました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は薄い雲のベールが上空を覆い、そこに満月が少しに滲んで周囲を明るく照らす夜が続きます。気温は8℃、西の空には月明かりに照らされたノリクラの稜線がくっきりと浮かび、位ヶ原付近には雲の帯がたなびいています。目が夜空の明るさに慣れてくると昼間とあまり変わらないといっても良いほどに、山頂付近の様子がはっきりとしてきて、そんな様子をじーっと眺めていても寒さを感じさせない夜が続きます。

そして、一夜明けた乗鞍高原は快晴無風の朝を迎えます。6時の気温は0℃。少しばかり冷え込んだ朝となり、観光センター前駐車場を出歩く人の中にはポケットに手を入れて、背中を丸めて歩く様子が見られます。次第にはっきりとした日差しが差し込むようになってくると、周囲の山肌は赤や黄色の輝きを見せ始め、ようやく乗鞍高原にも紅葉のピークが訪れた様子がはっきりとわかります。

6時の観光センター前駐車場には30台ほどしかお越しになっていませんでしたが、シャトルバス始発便の時刻が近づくにつれて続々と車がやってきて、シャトルバス始発便は2台体制の運行で大雪渓に向けて出発しました。
シャトルバスの車窓には乗鞍高原の紅葉が朝日に照らされて綺麗に映し出されます。この時点での乗鞍高原の気温は4℃。日差しの暖かさはまだ感じさせません。そして、三本滝ゲート付近では霜柱が立っていて、中腹エリアよりも上部では氷点下の冷え込みとなったことがわかります。

三本滝ゲートより上部は完全に紅葉が終わり、ダケカンバの幹の造形やウラジロナナカマドの赤い実のアクセントを楽しむほかには見るべきポイントが少ない状態になって来ましたが、今日はそんなことを感じさせない快晴が続きます。シャトルバスの到着した8時の大雪渓の気温は6℃。真っ青な空に秋の雲がアクセントを添える綺麗な光景が広がります。風もなく、強い日差しに背中がほかほかと温かくなってきて、この時期とは思えない小春日和の陽気が続きます。

10時ごろになると南から風が吹き始めます。それでもその風に冷たさはなく、大雪渓前を通過するヒルクライムの方の中には半袖のサイクルジャージのままで下山される方もいらっしゃるほど。そして、この澄んだ快晴はいつも以上に遠景の山並みをはっきりと浮かび上がらせ、南アルプスや八ヶ岳、そして、浅間山や四阿山(あずまやさん)といった普段でも見られる遠景の山々よりさらに遠方にある群馬方面の山並みもはっきりと確認できるほどの好天が続きます。

正午の大雪渓の気温は8℃。10月後半に入ってもまだまだ雪解けが続き、先週よりもさらに小さくなっています。しかし、数日前にあった降雪が少しばかり残っている箇所もあり、また、強い日差しに雪渓表面は若干緩んでいます。ただ、硬さはやはりいつもと変わらず例年のこの時期の状態といってよいでしょう。

お昼を過ぎて西の空に雲が湧き始めますが、今日は終日にわたって綺麗な青空と穏やかな陽気が続きました。大雪渓・位ヶ原など上部エリアを散策する方はほとんどいらっしゃらなくなりましたが、紅葉がピークを迎えた乗鞍高原では紅葉スポットと言える場所にはたくさんの方々がお越しになっていました。また、シャトルバスは始発便・8時便がそれぞれ2台、9時便が4台運行され、それ以降の便も2〜3台程度の運行でした。

今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.24 は次週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/10/23 17:45更新)

【紅葉情報 − 山麓の乗鞍高原の紅葉がピークを迎えています。】

( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.24  【紅葉情報】 をご覧ください )
先週あたりから見頃を迎え始めた乗鞍高原の紅葉はピークを迎えています。まだ、箇所によっては青いものも残っていて、しばらく楽しめる状態が続くと考えられます。また、休暇村〜三本滝ゲートまでのカラマツも色づきがはっきりとしてきて、日差しがはっきりと差し込むと綺麗な輝きを放つようになって来ました。また、三本滝ゲート付近でもまだ、紅葉は残っていますが、ほぼ終了といったところです。

【10月よりシャトルバスの始発・最終便がそれぞれ1時間ずつ短くなります。】
10月よりシャトルバスは始発と最終がそれぞれ1時間ずつ短くなります。
<長野県側シャトルバス>
● ご来光バス : 10月から運休
● 上り便 : 乗鞍高原(観光センター) → 畳平  始発便  6時10分発(7〜9月) → 7時発(10月)     最終便 16時発(7〜9月) → 15時5分発(10月)
● 下り便 : 畳平 → 乗鞍高原(観光センター)  始発便 7時5分発(7〜9月) → 8時5分発(10月)   最終便 17時5分発(7〜9月) → 16時5分発(10月)
<岐阜県側シャトルバス>
● ご来光バス : 10月から運休
● 上り便 : ほおのき平駐車場 → 畳平  始発便  5時55分発(7〜9月) → 6時55分発(10月)     最終便 15時55分発(7〜9月) → 14時55分発(10月)
● 下り便 : 畳平 → ほおのき平駐車場  始発便  6時50分発(7〜9月) → 7時50分発(10月)     最終便 16時50分発(7〜9月) → 15時50分発(10月)

詳しくは 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。


【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について(春〜夏スキー版に更新)】
3月より公開した新コーナー「ノリクラガイドマップ」の内容を春〜夏スキー版に変更いたしました。春〜夏スキー版は「大雪渓・山頂版」と「鶴ヶ池雪渓版」の二種類です。
いずれも、地図上の文字表示にマウスポインタが当たるとポップアップで関連情報へリンクされるようになっております。
今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春〜夏スキーにご活用ください。
なお、従来版は「冬〜春スキー版」と名称変更いたしましたのであわせてご覧ください。
 

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@ 2010/10/23 07:50
快晴
(朝の速報 − 大雪渓駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。速報を書く8時現在の大雪渓駐車場の気温は6℃、真っ青な快晴の空に秋の雲がアクセントを添える綺麗な朝を迎えています。風が全くなく強い日差しにこの時期としてはかなり暖かな状況で、澄んだ空気に浮かぶ水墨画のような遠景の山々と、裾野に広がる雲海をのんびりと楽しむことができます。
山麓の乗鞍高原は紅葉一色に彩られ、10月も後半に入っていますが、観光センター前駐車場にはまずまずの人出が見られます。
今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2010/10/23 08:30更新)

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■2010年10月17日(日)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.23

 

 

@ 2010/10/17 09:10
紅葉 − 山麓でも色づきが始まる
(乗鞍高原 − 善五郎の滝 遊歩道)
A 2010/10/17 09:30
紅葉 − カメラマンの姿が絶えません
(乗鞍高原 − 鈴蘭橋)

B 2010/10/17 13:05
今シーズン最後の秋スキーを無事終了!
(雪渓上部左側)

C 2010/10/17 14:00
昨晩の氷結が午後になっても続く冷たい気候の一日
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓4号カーブ付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日は昨日以上に冷え込み、この時期ならでは気候の一日となりました。
早朝6時の乗鞍高原の気温は2℃。夜明け前には薄雲が上空を覆っていましたが、空が明るくなり始めると同時に青空が広がるようになってきます。冷え込んだ朝に観光センター前駐車場を出歩く人々の姿も少し寒そうな様子。吐く息が白い尾を引く様子も見られます。観光センター前駐車場には50台ほどの車がお越しになり、いつもの週末と変わらぬ様子が見られます。
西の空はしっかりと青空が広がり、ノリクラの峰々もくっきりと浮かんでいて、周辺の山々もいつも以上に近くに見えるほどの状況ですが、東の空には雲のベールが残っていて、朝日が照らないどんよりとした雰囲気が続いています。そして、時間とともに西の空も雲量が多くなり、はっきりしない天候となって行きます。

今日もヒルクライムに出かけましたが、長袖のサイクルジャージを着ているものの、寒さで体が硬くなってくる感覚を覚えるほど。太陽が全く姿を見せない状況ですが、9時を過ぎる頃になって、ようやく寒さから開放されるようになって来ます。紅葉エリアは完全に山麓の乗鞍高原に移っていて、鈴蘭橋には絶えずカメラマンの姿が続く状況を眺めながら、さらに先を進んで行きます。

しばらくすると、雲の中にぼんやりとした太陽がにじむ様子も見られるものの、10時を過ぎる頃にはほぼ完全に曇り空となり、冷泉小屋を過ぎたあたりから急に冷え込みを感じるようになってきます。
11時の位ヶ原山荘の気温は9℃。あまりの寒さにここでウインドブレーカーを着込みます。さらに上部の位ヶ原では完全に紅葉が終わって殺風景な状況の中、冷たい空気に包まれた中のヒルクライムは、いささか寂しさすら感じさせるほどの状況。それでもくっきりと眺められる穂高連峰に少し日差しが当たり、いつも以上に間近に感じられれる光景が、目に潤いを与えてくれるものです。

正午の大雪渓の気温は6℃、先週までなら周辺を散策する方々で大雪渓入口の肩の小屋口バス停には多くの方がいらっしゃいましたが、今日はほとんど皆無な状態。それでも大雪渓には、今シーズン最後の秋スキーにお越しになった常連の方が、固くしまったバーンにトライする様子が見られ、無事に今シーズンのノリクラ通いを終えることができ、満足そうな表情で下山されて行きました。

午後になっても天候・気候は変わらず、晩秋の雰囲気が続き、大雪渓周辺では昨晩の冷え込みで大きな霜柱や氷結した箇所が残っていて、これまで高い気温の日々が続いていましたが、ようやくこの時期らしい気候となってきたような一日を送ることができました。

上部エリアの紅葉は終わってしまいましたが、シャトルバスは始発便が3台、8時便が3台、そして、9時便は4台運行され、その後も3〜4台程度の運行が続き、まずまずの人出だったようです。

今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.23 は次週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/10/17 16:50更新)

【紅葉情報 − 大雪渓エリアから摩利支天エリアまで全山に渡って紅葉が終了。山麓の乗鞍高原の紅葉が昨日よりもやや色合いが濃くなってきました。】

( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.23  【紅葉情報】 をご覧ください )
昨日の速報でもお伝えしたように、摩利支天から大雪渓までの全山でほぼすべてで落葉し、紅葉は完全に終了いたしました。また、山麓の乗鞍高原はまだ青い葉が多い状態ですが、昨日よりも色合いが濃くなっている様子が見られます。
見頃といえるエリアは余りありませんが、三本滝ゲート付近や鈴蘭橋、そして、夜泣峠付近は見頃といても良いでしょう。
次週末には乗鞍高原での紅葉の見頃が期待できそうです。

【10月よりシャトルバスの始発・最終便がそれぞれ1時間ずつ短くなります。】
10月よりシャトルバスは始発と最終がそれぞれ1時間ずつ短くなります。
<長野県側シャトルバス>
● ご来光バス : 10月から運休
● 上り便 : 乗鞍高原(観光センター) → 畳平  始発便  6時10分発(7〜9月) → 7時発(10月)     最終便 16時発(7〜9月) → 15時5分発(10月)
● 下り便 : 畳平 → 乗鞍高原(観光センター)  始発便 7時5分発(7〜9月) → 8時5分発(10月)   最終便 17時5分発(7〜9月) → 16時5分発(10月)
<岐阜県側シャトルバス>
● ご来光バス : 10月から運休
● 上り便 : ほおのき平駐車場 → 畳平  始発便  5時55分発(7〜9月) → 6時55分発(10月)     最終便 15時55分発(7〜9月) → 14時55分発(10月)
● 下り便 : 畳平 → ほおのき平駐車場  始発便  6時50分発(7〜9月) → 7時50分発(10月)     最終便 16時50分発(7〜9月) → 15時50分発(10月)

詳しくは 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。


【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について(春〜夏スキー版に更新)】
3月より公開した新コーナー「ノリクラガイドマップ」の内容を春〜夏スキー版に変更いたしました。春〜夏スキー版は「大雪渓・山頂版」と「鶴ヶ池雪渓版」の二種類です。
いずれも、地図上の文字表示にマウスポインタが当たるとポップアップで関連情報へリンクされるようになっております。
今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春〜夏スキーにご活用ください。
なお、従来版は「冬〜春スキー版」と名称変更いたしましたのであわせてご覧ください。
 

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@ 2010/10/17 06:20

(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。速報を書く6時30分現在の観光センター前駐車場の気温は2℃、少し冷え込んだ朝を迎えています。先ほどまで雲が広がっていましたが、夜明けとともに青空に移り変わってきました。観光センター前駐車場は普段の週末とほぼ変わらない程度の人出でシャトルバスに乗車しようとする方々が準備する光景が見られます。
晴れ間が広がってきましたが、東の空はまだどんよりしていてやや暗い静かな朝が続いています。
今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2010/10/17 06:45更新)

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■2010年10月16日(土)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.23

 

 

@ 2010/10/16 08:55
グリーンサポートスタッフの方々 − 今週末で今期の任務終了
(大雪渓駐車場)
A 2010/10/16 09:45
紅葉 − 上部〜中腹エリアは完全に終了
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原8〜10号カーブ)

B 2010/10/16 11:40
強い日差しにバーンは久しぶりに緩む
(雪渓上部左側)

C 2010/10/16 13:50
今日は終日にわたって雲の絵筆が腕をふるう
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原11号カーブ付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日はやや冷え込んだものの、穏やかな秋空の一日を楽しむことができました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は薄雲が広がり、明るい月がぼんやりとにじむ夜空が広がっています。気温は10℃。全く寒さを感じさせない夜で、この時期としてはかなり暖かな夜といっても良いほどです。

そして、一夜明けた乗鞍高原の気温は4℃。山頂には絶えず北から雲の帯がかかるものの、綺麗な青空に筋状の秋の雲がたなびく朝を迎えます。観光センター前駐車場には約50台ほどの車がお越しになり、シャトルバス始発便が到着する一時間も前から乗車券発売所に列ができる光景があり、今日も紅葉散策や登山に向かう方々が忙しそうに準備する様子が始まっています。
少しばかり冷え込んだ気温に観光センター前駐車場を出歩く人々はポケットに手を入れて歩く方もいて、吐く息がやや白くなる様子もあります。シャトルバス始発便が到着する頃には、停留所に長い列ができ、今日は4台の始発便が出発しました。

シャトルバスの車窓からみる乗鞍高原の様子は、紅葉が少しずつ始まりを見せている様子が見られます。そして、そんな車窓も三本滝ゲートを過ぎると一変して、先週は綺麗な紅葉を見せていた摩利支天から上部の中腹エリアは、葉をつけているものを探すほうが難しいほどの状況となります。
森林限界の位ヶ原山荘付近を超えると、強い日差しに、シャトルバスの車内は少しばかり蒸し暑さを感じさせるほどの状況。ビビッドな日差しが差し込む状況の中、大雪渓に到着します。

8時の大雪渓の気温は4℃。絶えず西からの風が吹き抜けますが、気温ほどの寒さはありません。先週までなら肩の小屋口バス停を降車する方々の大半がカメラマンでしたが、今週は山頂登山に向かう方のほうが多い状況。突き抜けるような青さが続く中を登山道に向けて出発して行きました。

時間の経過とともに、風が冷たくなってきて、アウターだけでは寒さを覚えるほど。雲の流れも比較的速いものの上層の秋の雲が大半で、天候の悪化は全く感じさせません。この状況も10時ごろになると、日差しの暖かさのほうが勝ってくる状況となってきます。

三連休を過ぎると、大雪渓を訪れる常連のスキーヤーの数もめっきり少なくなり今日は二名。10月に入って氷結状態だったバーンも、今日は久しぶりに緩んで、普通に滑走できる状態にまで回復しました。真っ青な青空からダイレクトに太陽光線が降り注ぎ、周辺の岩など、普段は何気なく見ているものですら、ビビッドに感じさせるほどの状況が続きます。

正午の大雪渓の気温は8℃。冷たさが緩んだものの、暖かいとまでは行かない気候です。それでも沿道を歩いていてちょうど良いと感じさせる状況が午後も続き、青空のキャンパスに雲が綺麗な絵筆をふるったかと思うと、快晴の空が舞い戻り、また、別のデザインを雲が描くといった光景が夕方まで続き、紅葉が終わってもそんな空の移り変わりを十二分に楽しませてくれた一日でした。

今日のシャトルバスは7時便が3台、8時便が4台、9時便が4台で、午後便は7台も運行される様子も見られ、まずまずの人出となりました。
今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.23 は次週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/10/16 18:05更新)

【紅葉情報 − 大雪渓エリアから摩利支天エリアまで全山に渡って紅葉が終了。山麓の乗鞍高原の紅葉が始まり出したところで、見頃のエリアがなく、今週は紅葉の端境期となっています。】

( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.23  【紅葉情報】 をご覧ください )
先週、中腹の冷泉小屋〜摩利支天付近で紅葉の見頃を迎えましたが、今週は大雪から摩利支天まで、ほぼ、全山に渡って落葉して紅葉は終了いたしました。
山麓の乗鞍高原でも綺麗に色づくものが少しずつ増えてきて、綺麗な青空にそのコントラストが映える状況が所々で見られますが、見頃といえるほどではありません。
そのため、今週は紅葉の端境期となっています。
それでも、上部エリアではダケカンバのグロテスクに曲がりくねる白い幹がくっきりと浮かび上がり、そんな光景も紅葉とはまた別の楽しみ方ができるのではないかと思います。

【10月よりシャトルバスの始発・最終便がそれぞれ1時間ずつ短くなります。】
10月よりシャトルバスは始発と最終がそれぞれ1時間ずつ短くなります。
<長野県側シャトルバス>
● ご来光バス : 10月から運休
● 上り便 : 乗鞍高原(観光センター) → 畳平  始発便  6時10分発(7〜9月) → 7時発(10月)     最終便 16時発(7〜9月) → 15時5分発(10月)
● 下り便 : 畳平 → 乗鞍高原(観光センター)  始発便 7時5分発(7〜9月) → 8時5分発(10月)   最終便 17時5分発(7〜9月) → 16時5分発(10月)
<岐阜県側シャトルバス>
● ご来光バス : 10月から運休
● 上り便 : ほおのき平駐車場 → 畳平  始発便  5時55分発(7〜9月) → 6時55分発(10月)     最終便 15時55分発(7〜9月) → 14時55分発(10月)
● 下り便 : 畳平 → ほおのき平駐車場  始発便  6時50分発(7〜9月) → 7時50分発(10月)     最終便 16時50分発(7〜9月) → 15時50分発(10月)

詳しくは 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。


【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について(春〜夏スキー版に更新)】
3月より公開した新コーナー「ノリクラガイドマップ」の内容を春〜夏スキー版に変更いたしました。春〜夏スキー版は「大雪渓・山頂版」と「鶴ヶ池雪渓版」の二種類です。
いずれも、地図上の文字表示にマウスポインタが当たるとポップアップで関連情報へリンクされるようになっております。
今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春〜夏スキーにご活用ください。
なお、従来版は「冬〜春スキー版」と名称変更いたしましたのであわせてご覧ください。
 

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@ 2010/10/16 07:45
快晴
(朝の速報 − 大雪渓駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。速報を書く9時現在の大雪渓駐車場の気温は2℃、西からの風が絶えず吹き抜けますが、この気温でも強い日差しに全く寒さはありません。ご覧のように雲ひとつない快晴の空が広がっています。
大雪渓・位ヶ原の上部エリアと、冷泉・摩利支天の中腹エリアの紅葉はほぼ完全に終了し、見頃のエリアは三本滝ゲートより下部に移っています。乗鞍高原でも紅葉が始まりだしています。
今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2010/10/16 08:25更新)

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■2010年10月11日(月)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.22

 

 

@ 2010/10/11 06:40
気温10℃、快晴で日差しが暑く感じる朝
(観光センター前駐車場)

A 2010/10/11 06:45
シャトルバス始発便 − 朝から長蛇の列、7台運行
(観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 本日は取材日ではありませんが、朝の速報だけお伝えします。6時時点の乗鞍高原の気温は10℃。快晴の空に浮かぶノリクラの峰々は茜色に染まって今日の朝を迎えます。強い日差しに全く寒さはありません。三連休最後ですが、快晴の朝を迎えたこともあって、観光センター前駐車場は朝からかなりの賑わいを見せていて、7時ごろにはすでに満車となりました。シャトルバス始発便は7時運行ですが、乗車券発売所には6時前から列が並び、チケットを買い求めた方々が停留所に長蛇の列を作り、6時30分ごろになると、停留所から50メートルほどの距離のある観光センターの建物のところに達して、さらに公衆トイレの入口付近まで延びるほどの状況となります。そのため、始発の7時便は7台運行されましたが、それでも乗り切れない方がいらっしゃり、8時便の整理券が発行されるほどの状況となりました。
今日はかなりの混雑が見込まれ、下りのシャトルバスにはできるだけ早めの乗車が必要な状況となるでしょう。なお、今日は現地の取材は実施しませんので、夜の速報はありませんので、ご了承ください。(2010/10/11 07:55更新)

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■2010年10月10日(日)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.22

 

 

@ 2010/10/10 09:45
紅葉 − 昨晩の雨で滝が潤い、色彩が映える
(三本滝上)
A 2010/10/10 10:40
紅葉 − 昨晩の雨で全エリアで落葉が目立つ、見頃は中腹へ
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天上 28〜29号カーブ)

B 2010/10/10 11:00
今日は紅葉散策の方々がたくさんお越しになる
(県道乗鞍岳線 − 冷泉小屋付近)

C 2010/10/10 13:25
突然の降雨で一斉に下山 − 午後便は混雑が続く
(肩の小屋口バス停)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 三連休中日の今日、予想よりも良い天候の朝を迎え、まずまずの午前中を過ごすことができましたが、突然の降雨とともに急激な冷え込んだ午後は、下山に急ぐ方々の対応にシャトルバスが躍起になる様子が見られました。

早朝6時の乗鞍高原の気温は12℃。昨晩一旦やんだ雨が5時ごろから降り始め、ぱらぱらと続いている天候の朝を迎えます。天気予報も午後からは回復傾向を示すようになっていたこともあって、観光センター前駐車場にお越しの車は75台ほどと、昨日の閑散とした状態とは裏腹にいつもの週末と同程度の状態です。そして、雨がやんで6時30分頃には上空に青空がのぞくようになってきて、7時頃には山頂付近が一時的に見え隠れするほどまで天候が回復します。

昨晩降り続いた雨のため、岐阜県が側の乗鞍スカイラインは、雨量規制のため通行止め。そのため、観光センターを出発するシャトルバスは肩の小屋口での折り返し運行の措置がとられました。上空に青空が広がるようになるものの、山頂付近は依然と雲の層に覆われ、その様子はうかがい知ることができませんが、冷泉小屋よりも上部は晴れているとの情報もあり、差し込む日差しが肌に突き刺さる感覚すら覚える状態となってきます。

天候が回復し、今日もヒルクライムに出発します。今日はあまりひんやりとした感覚はなく、むしろやや暑さを感じるほど。それでも三本滝ゲートを過ぎる頃になると、周辺が雲に覆われるようになって来たこともあって、ひんやりとした感覚を覚えます。この天候も9時を過ぎる頃になると綺麗に晴れ上がってきて、中腹エリアにかかっていた雲もなくなり、しっかりとした青空となってきます。雲は変幻自在に青空を流れ、その雲に日差しが見え隠れします。日差しが差し込んだ瞬間、周囲の紅葉が綺麗に光り輝く様子が見られ、昨日の降雨で潤った滝の勢いとあいまって、静と動とのコンビネーションがヒルクライムの脚を止めさせます。

シャトルバスが肩の小屋口折り返し運行されていることも影響していると思いますが、紅葉が中腹エリアより上部で見頃を迎えたことから、車道を散策される方々の様子が多く見られます。一生懸命になってカメラのフレームに赤や黄色を収めようとして、日の当たる瞬間を待っているカメラマンや、紅葉の中を純粋に歩くことが楽しむ方々など、今日はいつも以上にたくさんの方に出会います。

11時30分の位ヶ原山荘の気温は11℃。この頃になると上空は雲が多くなり、やや風を感じるようになってきます。位ヶ原周辺の紅葉スポットでは三脚がいくつも立ち並び、日差しが再び戻ってくる瞬間を待つカメラマンの様子が見られます。しかし、雲は山頂から激しく降下するようになり、急激に天候が悪化する兆しを見せています。

正午の大雪渓付近の気温は7℃、急激に気温が低下し、ヒルクライムの薄手のサイクルジャージではかなりの寒さ。それと同時に雨も降り始めます。その天候に大雪渓駐車場の避難小屋には多くの方が押し寄せ、この狭い室内に何十人もの方が身を寄せ合っています。周辺は定期的によし寄せる濃霧で視界が妨げられたかと思うと、再び日差しが舞い戻ってくる状況を周期的に繰り返し、大雪渓にいた常連のスキーヤーもお昼休みもほどほどに避難小屋に駆け込んでくるほどで、このような状況に慣れている常連の方々ですら、天候の急変に苦慮した様子が見られました。

天候が急変して一斉に下山を開始する方々が多くなり、午後のシャトルバスは13時便以降はかなりの混雑を見せます。紅葉シーズンは通常でも各バス停での分散乗車が見られる中、最終便まで5〜6台での運行となりました。

午前中の晴天とは裏腹に、午後はこの時期ならではの冷たい気候となり、天候が急変すれば、冬の入口まで入り込んでしまう季節になってきたことを実感した一日でした。

乗鞍スカイラインは10時30分に開通したため、乗鞍高原からのシャトルバスは10時便から通常運行となり、岐阜県側の乗鞍スカイラインのシャトルバスは10時40分便より運行されました。また、7時便は2台、8時便は3台と通常の週末と変わらなかったものの、急激に天候が回復してきたこともあって、9時便は8台、10時便は6台も運行され、午後の下り便は、前述のとおり各便とも5台前後の運行となり、かなりの混雑となりました。

今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.22 は次週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/10/10 17:30更新)

【紅葉情報 − 昨日の降雨で全エリアに渡って落葉が見られます。見頃は冷泉小屋〜摩利支天付近で、徐々に三本滝ゲート方面に移動しています。】

( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.22  【紅葉情報】 をご覧ください )
昨日の降雨により、全エリアに渡って落葉が目立ちます。上部の大雪渓・位ヶ原エリアでは、ほぼピークは終わり、宝徳霊神バス停の5号カーブから大雪渓手前の4号カーブ付近のウラジロナナカマドが綺麗な状況を残すほかは、あまり良いコンディションのものが多くありません。また、富士見沢・鶴ヶ沢のダケカンバの多くが落葉を始めています。
中腹の冷泉小屋〜摩利支天付近でも落葉が目立ちますが、見頃が続いています。綺麗な色合いはさらに山麓の三本滝ゲート方面へと進んでいます。
山麓の乗鞍高原方面でも少しずつ色づき始めていますが、まだ見頃を迎えたものはありません。
そのため、上部エリア〜中腹エリアの紅葉はこの三連休までといった状態で、それ以降は山麓の乗鞍高原の紅葉が始まるまで少し待たなければならないといえるでしょう。明日の三連休最終日を有効にご活用ください。

【10月よりシャトルバスの始発・最終便がそれぞれ1時間ずつ短くなります。】
10月よりシャトルバスは始発と最終がそれぞれ1時間ずつ短くなります。
<長野県側シャトルバス>
● ご来光バス : 10月から運休
● 上り便 : 乗鞍高原(観光センター) → 畳平  始発便  6時10分発(7〜9月) → 7時発(10月)     最終便 16時発(7〜9月) → 15時5分発(10月)
● 下り便 : 畳平 → 乗鞍高原(観光センター)  始発便 7時5分発(7〜9月) → 8時5分発(10月)   最終便 17時5分発(7〜9月) → 16時5分発(10月)
<岐阜県側シャトルバス>
● ご来光バス : 10月から運休
● 上り便 : ほおのき平駐車場 → 畳平  始発便  5時55分発(7〜9月) → 6時55分発(10月)     最終便 15時55分発(7〜9月) → 14時55分発(10月)
● 下り便 : 畳平 → ほおのき平駐車場  始発便  6時50分発(7〜9月) → 7時50分発(10月)     最終便 16時50分発(7〜9月) → 15時50分発(10月)

詳しくは 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。


【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について(春〜夏スキー版に更新)】
3月より公開した新コーナー「ノリクラガイドマップ」の内容を春〜夏スキー版に変更いたしました。春〜夏スキー版は「大雪渓・山頂版」と「鶴ヶ池雪渓版」の二種類です。
いずれも、地図上の文字表示にマウスポインタが当たるとポップアップで関連情報へリンクされるようになっております。
今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春〜夏スキーにご活用ください。
なお、従来版は「冬〜春スキー版」と名称変更いたしましたのであわせてご覧ください。
 

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@ 2010/10/10 06:25
乗鞍スカイライン通行止 − シャトルバスは肩の小屋口折り返し運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。速報を書く7時現在の観光センター前駐車場の気温は14℃、先ほどまで降っていた小雨がやんで青空がのぞき始めました。
長野県側の県道乗鞍岳線は通常通りの通行ができますが、岐阜県側の乗鞍スカイラインは雨量規制のため通行止めの措置がとられています。そのため、乗鞍高原からのシャトルバスは終点の畳平に進入することができず、一つ手前の肩の小屋口バス停(大雪渓入口)での折り返し運行となっています。
今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2010/10/10 07:10更新)

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■2010年10月9日(土)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.22

 

 

@ 2010/10/09 08:55
紅葉 − 上部エリアでも綺麗なものが残っている
(大雪渓入口)
A 2010/10/09 10:55
今シーズン最後の雪渓トレーニング
(雪渓上部左側 − ジュニアレーシング)

B 2010/10/09 13:05
雷鳥の巣と卵を見つける
(肩の小屋付近 − 雷鳥観察会)

C 2010/10/09 14:50
紅葉 − 雨にぬれて色合いが映える
(宝徳霊神付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今年最後の三連休の初日を迎えた今日、終日にわたってあいにくの雨模様の一日となりました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原の気温は12℃、寒さはなくゆっくりとした空気の流れをかすかに感じる穏やかな夜です。上空はまだらに雲がたなびく薄曇。雲間に星などを見ることはできず、闇夜が続いています。

そして、深夜3時ごろから降り始めた雨がまとまった降り方となって朝を迎えます。早朝6時の気温は10℃。周辺の山々も少し霞み、もちろん位ヶ原や山頂など上部エリアは全く確認できないどんよりとした雲が垂れ込めています。三連休初日ではあるものの、この天候のため観光センター前駐車場にやってきた車は30台ほど。シャトルバスに乗車される方々もいつもよりも少な目の状況で、「三連休なのにこの状況はありえない...」と、嘆く声があちこちで聞かれます。

7時に出発したシャトルバス始発便は三本滝ゲート付近から霧がやや濃くなってきます。それでも摩利支天から始まる紅葉の回廊がほぼピークを迎え、雨に濡れてさらに色合いを増し、車窓に錦絵が蒔絵のごとく流れて行く様子には、乗客の目を奪わないはずはありません。
この状況も森林限界の位ヶ原山荘の先からは濃霧に加えてやや風が強くなり、位ヶ原エリアの紅葉の状況もはっきりと確認できないほど。そんな中を大雪渓に到着します。

大雪渓に到着した8時の気温は4℃。小降りだった雨が強くなってきます。視界は100メートル以下の状態が続きます。シャトルバスを利用して紅葉撮影のためにやってきた方も、大雪渓駐車場の避難小屋に一旦立ち寄るものの、濃霧で全く撮影することができず、次の下り便でお帰りになるほど。そして、時間とともに霧は山麓から激しく流れるようになり、その霧の粒がはっきりとしてくるほどの状態となります。

そんな悪天候ですから、大雪渓は完全に氷結状態。訪れた常連の方々もスキーブーツで登ることができず、スキー板を履いたままエッジをしっかりと食い込ませて上って行かなければならないほどでした。

正午の肩の小屋の気温は6℃、気温はほとんど上昇せず、冷たい雨が降り続きます。肩の小屋では信州大学教育学部教授の中村浩志先生の引率による雷鳥観測会が開催され、肩の小屋周辺の観察では、ハイマツ帯の一角に雷鳥の巣を見つけ、その中に孵化しなかった雷鳥の卵があり、その卵を一人一人手にとってその大きさや重さを確認し、参加された方々は貴重な体験をすることができました。

この天候は午後になっても一向に変わらず、降り止まない雨が終日に渡って続きました。そして、速報を書く現在も降り続き、日没とともに冷たさも伴うようになって来ました。
三連休初日とは思えないほどひっそりとした一日だったため、シャトルバスも各便ともに1台体制での運行でした。

今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.22 は次週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/10/09 18:30更新)

【紅葉情報 − 大雪渓から摩利支天まで見頃を迎えています。ピークは冷泉小屋〜摩利支天付近で、徐々に中腹に移動しています。】

( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.22  【紅葉情報】 をご覧ください )
10月6日(水)の速報でもお伝えしたように、大雪渓・位ヶ原エリアでピークを迎え、それからわずか三日間ですが大雪渓・位ヶ原エリアはピークをやや過ぎた感じとなっています。そのため、ウラジロナナカマドの多くが落葉の目立つ状況ですが、真紅の色合いのものも、まだまだ見つけることができます。また、位ヶ原お花畑のウラジロナナカマドなど、これから見頃となるものも残っています。しかし、ダケカンバについては落葉が少し始まっています。
中腹の冷泉小屋〜摩利支天付近が綺麗な色合いとボリューム感があって、この三連休ではもっともお勧めのエリアかと思います。ただ、どのエリアも落葉が目立つ状況となり、今後、強風が吹いたり、降雪などに見舞われると紅葉が一気に終わってしまう可能性もありますので、ぜひとも、この三連休にお越しになることをお勧めします。

【10月よりシャトルバスの始発・最終便がそれぞれ1時間ずつ短くなります。】
10月よりシャトルバスは始発と最終がそれぞれ1時間ずつ短くなります。
<長野県側シャトルバス>
● ご来光バス : 10月から運休
● 上り便 : 乗鞍高原(観光センター) → 畳平  始発便  6時10分発(7〜9月) → 7時発(10月)     最終便 16時発(7〜9月) → 15時5分発(10月)
● 下り便 : 畳平 → 乗鞍高原(観光センター)  始発便 7時5分発(7〜9月) → 8時5分発(10月)   最終便 17時5分発(7〜9月) → 16時5分発(10月)
<岐阜県側シャトルバス>
● ご来光バス : 10月から運休
● 上り便 : ほおのき平駐車場 → 畳平  始発便  5時55分発(7〜9月) → 6時55分発(10月)     最終便 15時55分発(7〜9月) → 14時55分発(10月)
● 下り便 : 畳平 → ほおのき平駐車場  始発便  6時50分発(7〜9月) → 7時50分発(10月)     最終便 16時50分発(7〜9月) → 15時50分発(10月)

詳しくは 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。


【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について(春〜夏スキー版に更新)】
3月より公開した新コーナー「ノリクラガイドマップ」の内容を春〜夏スキー版に変更いたしました。春〜夏スキー版は「大雪渓・山頂版」と「鶴ヶ池雪渓版」の二種類です。
いずれも、地図上の文字表示にマウスポインタが当たるとポップアップで関連情報へリンクされるようになっております。
今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春〜夏スキーにご活用ください。
なお、従来版は「冬〜春スキー版」と名称変更いたしましたのであわせてご覧ください。
 

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@ 2010/10/09 07:45
雨・濃霧
(朝の速報 − 大雪渓駐車場)

@ 2010/10/09 07:25
紅葉 − 見頃は中腹エリアに
(朝の速報 − 摩利支天上28〜29号カーブ付近 )

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。速報を書く8時現在の大雪渓駐車場の気温は4℃、ご覧のとおり、濃霧と雨の天候です。位ヶ原より上部で少し風が吹き始め、先ほどより雨の降り方が強くなってきました。

大雪渓・位ヶ原エリアでも綺麗なウラジロナナカマドが残っていますが、紅葉の見頃は中腹エリアに移ってきています。
今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2010/10/09 08:25更新)

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■2010年10月6日(水)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.22

 

 

@ 2010/10/06 11:20
紅葉 − 中腹エリアもピークに近い状態になる
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天上 28〜29号カーブ付近)
A 2010/10/06 13:55
紅葉 − 上部エリアはピークを迎える
(位ヶ原山荘〜宝徳霊神 登山道)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 通常、週末を中心にお届けしておりますが、紅葉がほぼピークを迎えたため、本日は臨時で速報をお伝えします。
晴れた天候の乗鞍高原ですが、山頂付近には雲がかかり、上部エリアの様子を確認できない朝を迎えます。しかし、それも時間とともに雲が抜けて行き、しっかりとした青空とまでは行かないものの、まずまずの天候の一日となりました。

昨日は凍結により、乗鞍スカイラインは9時まで閉鎖されましたが、今日はそのような懸念はなく穏やかな状態。それでも、冷え込んだ状況は日中でも続き、正午の位ヶ原山荘の気温は9℃。平日にもかかわらず、多くのカメラマンでにぎわっています。

紅葉は三本滝ゲート上から見頃を迎え、摩利支天より上部はピークとなっています。特に摩利支天上から荒田沢橋まで続く紅葉の回廊は見事な状態です。位ヶ原山荘より上部ではウラジロナナカマドの落葉が目立ち、ピークを少し過ぎたようにも感じますが、それに勝ってダケカンバの黄色がはっきりとしてきています。
大雪渓エリアのウラジロナナカマドも落葉が目立ち、上部エリアはピークを少し過ぎつつあるような状況です。

午後になると冷え込みが目立ち、15時の畳平の気温は3℃。10月らしい気候となり、さらに紅葉が進むことと思います。週末まであと三日ありますが、今後、さらに紅葉が進むと、上部エリアなどではピークを過ぎてしまう可能性があります。紅葉見物を検討されている方は、この週末を見逃してはいけない状況かもしれません。

次回の速報は通常通り、週末にお伝えする予定です。(2010/10/06 17:00更新)
 

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■2010年10月3日(日)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.21

 

 

@ 2010/10/03 11:00
紅葉 − 秋色一色、昨日よりさらに色合いが深まる
(位ヶ原山荘付近)
A 2010/10/03 11:20
紅葉散策には過ごしやすい気候
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ付近)

B 2010/10/03 10:15
雪渓は全面氷結状態 − 常連の方々も歯が立たず撤退
(雪渓上部左側)

C 2010/10/03 13:25
紅葉 − 大雪渓付近はほぼピーク
=色彩が点在するノリクラらしい絶景=
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下 4号カーブ付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 昨日より一段と進んだ紅葉風景を目の前に、天候の悪化が懸念されましたが、何とか一日を過ごすことができました。
早朝6時の乗鞍高原の気温は11℃。上空には青空がのぞき、東の空からはしっかりとした朝日が差し始める朝を迎えています。しかし、位ヶ原より上部エリアは雲の中に飲み込まれています。観光センター前駐車場には40台ほどと、昨日よりも少し閑散とした雰囲気。いつもならシャトルバスに乗車しようと急いで準備を進める方々の様子が見られますが、今日は本当に静かな朝...のんびりというよりもひっそりと秋の深まりをカウントしているかのような雰囲気です。

山頂付近にかかる雲も、7時過ぎ近くになるとかなり少なくなってきて、しっかりと山頂方面を望むことができるようになってきます。雲にはほとんど動きはなく、ほぼ無風状態で、寒さとか暑さといったものを感じさせる雰囲気のない過ごしやすい時間が続きます。
今日もヒルクライムに出かけます。腕に当たる空気に少しばかりひんやりとした感覚があるものの、それよりも日差しの暖かさのほうが勝っていて、時には蒸し暑ささえ覚える状況。気温は12℃前後を推移しています。

三本滝ゲートを通過して、摩利支天バス停のさらに先からは、綺麗な紅葉が本格的に始まります。9時を回る頃になると上空の雲に動きが見られるようになり、その雲に太陽の光りがさえぎられるようになると、紅葉は輝きを失い、再び日が差し込むと、自分自身が光ってかのごとく、黄色や赤の光線を周囲に撒き散らします。
昨日よりも確実に色合いが増していて、中腹の摩利支天から大雪渓エリアまで広範囲で見頃の時期を迎えました。

11時の位ヶ原山荘の気温は15℃。紅葉シーズンを迎え、三脚を肩に担いだカメラマンが一休みしようと山荘に訪れる姿が多く見られます。この付近からやや風が強くなり、強弱を繰り返しながら吹く風に、一部枯れ始めたダケカンバの葉が一斉に舞い上がり、一段と深まった紅葉に水を差すようにも感じさせられます。
それまで、南から吹いていた風が、次第に西寄りに変わり、山麓からは霧がわきあがり、さらに山頂には稜線を超えて下ってきた雲に覆われ始めます。森林限界を超えた位ヶ原は絶えず強めの風が吹き抜けるようになり、時折、自転車があおられるほどの状態となってきます。

正午の大雪渓の気温は10℃。少しばかり冷え込みを感じさせる状況となってきます。今日も大雪渓には常連のスキーヤー・ボーダーの方々がお越しになっています。昨日以上に硬いハードなバーンに常連の方も歯が立たず、仕方なく撤退する様子も見られるほど。アイスバーンを通り越して、全面氷結といった表現の方が的確かもしれない状況です。

午後も強めの風続き、どんよりとした雰囲気となってきますが、それ以上の天候の悪化はなく、昨日よりも明らかに色合いが増した大雪渓エリアのウラジロナナカマドがハイマツ林に点在する光景は、まさにノリクラを代表する紅葉風景の一つといえ、そんな光景をゆっくりと楽しみながら、今日一日が終わって行きました。

今日は昨日とは異なって人出が少なく、特にヒルクライムの方は皆無な状態。そのため、シャトルバスも始発便から9時便まで各2台と混雑はありませんでした。

今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.21 は次週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/10/03 16:45更新)

【紅葉情報 − 昨日よりもさらに色合いが増し、大雪渓から摩利支天まで見頃を迎え、大雪渓エリアはピークとなりました。】

( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.21  【紅葉情報】 をご覧ください )
富士見沢・鶴ヶ沢のダケカンバが昨日よりも明らかに色合いが濃くなってピーク目前といったところです。また、大雪渓周辺のウラジロナナカマドも枯れ始めたものありますが、真紅に近いものも昨日よりも多く見られ、ハイマツに赤や橙が点在するコントラストは昨日よりも明らかに強くなっています。そのため、大雪渓エリアではピークを迎えたといっても良いでしょう。
位ヶ原エリアでもウラジロナナカマドを中心に色合いがさらに濃くなってきているものもあり、前述の富士見沢・鶴ヶ沢のダケカンバの黄色がかなりはっきりとしてきて、ピークに近い状態といえます。
さらに中腹の冷泉小屋〜摩利支天付近もかなり濃い色合いとなって、場所によってはピークに近い状態といっても良いかもしれません。

ピークを迎えた大雪渓エリアのウラジロナナカマドが、次の三連休までその色合いを保つ確率はあまり高いとはいえず、また、位ヶ原エリアのダケカンバは、今後の風雨の影響で落葉がなければ、なんとか三連休を迎えられるのではないかと思います。
例年、中腹の冷泉小屋〜摩利支天エリアは、上部エリアよりも比較的長めに見頃を楽しむことができますので、次の三連休も期待したいところです。


【10月よりシャトルバスの始発・最終便がそれぞれ1時間ずつ短くなります。】
10月よりシャトルバスは始発と最終がそれぞれ1時間ずつ短くなります。
<長野県側シャトルバス>
● ご来光バス : 10月から運休
● 上り便 : 乗鞍高原(観光センター) → 畳平  始発便  6時10分発(7〜9月) → 7時発(10月)     最終便 16時発(7〜9月) → 15時5分発(10月)
● 下り便 : 畳平 → 乗鞍高原(観光センター)  始発便 7時5分発(7〜9月) → 8時5分発(10月)   最終便 17時5分発(7〜9月) → 16時5分発(10月)
<岐阜県側シャトルバス>
● ご来光バス : 10月から運休
● 上り便 : ほおのき平駐車場 → 畳平  始発便  5時55分発(7〜9月) → 6時55分発(10月)     最終便 15時55分発(7〜9月) → 14時55分発(10月)
● 下り便 : 畳平 → ほおのき平駐車場  始発便  6時50分発(7〜9月) → 7時50分発(10月)     最終便 16時50分発(7〜9月) → 15時50分発(10月)

詳しくは 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。


【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について(春〜夏スキー版に更新)】
3月より公開した新コーナー「ノリクラガイドマップ」の内容を春〜夏スキー版に変更いたしました。春〜夏スキー版は「大雪渓・山頂版」と「鶴ヶ池雪渓版」の二種類です。
いずれも、地図上の文字表示にマウスポインタが当たるとポップアップで関連情報へリンクされるようになっております。
今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春〜夏スキーにご活用ください。
なお、従来版は「冬〜春スキー版」と名称変更いたしましたのであわせてご覧ください。
 

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@ 2010/10/03 06:05
晴〜曇
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。速報を書く6時現在の観光センター前駐車場の気温は11℃、寒さはありません。雲量が多いものの青空がのぞく朝を迎えています。東の空からは朝日が差し込むようになって来ました。観光センター前駐車場は昨日よりもやや少なめな感じです。シャトルバスの始発便が10月より7時となったこともあって、出発の準備の様子も、この時間帯ではまだあまり見られません。
今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2010/10/03 06:30更新)

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■2010年10月2日(土)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.21

 

 

@ 2010/10/02 08:00
たくさんのカメラマンが一斉にレンズを向ける
(大雪渓駐車場付近)
A 2010/10/02 08:55
快晴 − 今日は登山日和!
(大雪渓入口)

B 2010/10/02 10:15
紅葉 − ようやく見頃を迎える
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 8〜10号カーブ付近)

C 2010/10/02 13:25
紅葉 − 上部エリアの見頃期間は残すところわずか...
(県道乗鞍岳線 − 宝徳霊神バス停 5号カーブ付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 10月最初の速報をお伝えします。午前中は綺麗な快晴が続き、午後になって少し雲に日差しが遮られてしまいましたが、気持ちの良い空気に包まれ、ようやく見頃を迎えた紅葉散策にはもってこいの一日となりました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原の気温は12℃。上空には星がいくつか輝く程度の闇夜が広がっています。その闇夜に目が慣れてくると、薄い雲が所々にかかっています。空気の流れはあまり感じさせず、暑さとか寒さといった温感のない状態です。そろそろ冷え込んできてもおかしくない時期ですが、高めの気温が続いています。

そして、一夜明けた乗鞍高原は夜明けと同時に綺麗な快晴の朝を迎えます。6時の気温は8℃、全く寒さを感じさせないコンディションで、シャトルバスに乗車しようと準備を進める方々も、あまり寒そうな雰囲気はありません。10月からシャトルバス始発便が6時10分から7時に繰り上げられたこともあって、乗車券発売所には朝早くから列ができ、シャトルバス停留所も7時の定刻間際になると、50メートルほどの列ができるほど。そのため、7時便としては珍しく4台も運行され、大雪渓に向けて出発します。

シャトルバスの車窓には真っ青な青空が続き、三本滝ゲートを過ぎたあたりから、少しずつ赤や黄色の色合いが広がり始め、摩利支天を過ぎた中腹あたりからは、車窓に広がる面積が緑よりも赤や黄色のほうが多くなってきて、位ヶ原山荘を過ぎた森林限界以降の位ヶ原エリアでは、雲海に遠景の山並みが浮かび、すぐ手前には朝日に浴びて紅葉が燃えているかのような車窓となって行きます。そして、沿道にはいくつもの三脚が立ち並び、まさにノリクラの紅葉シーズンがスタートしたといったところです。

8時の大雪渓の気温は6℃。もちろん雲ひとつない快晴の空が続きます。気温の割には全く寒さを感じさせないほどの強い日差しですが、暑さというものは終日感じさせない一日となります。

肩の小屋口バス停には、紅葉散策や撮影ポイントに急ぐカメラマンのほか、山頂登山に向かう方ももちろんいらっしゃり、中には山麓のスキー場から鳥居尾根経由で歩いてこられたグループもいらっしゃったほどで、一年の中で、何をやっても気持ちの良い秋を象徴するかのような一日となりました。

正午の大雪渓の気温は10℃。大雪渓で唯一積雪の残っている雪渓上部左側は、今日も常連のスキーヤーの方々がお越しになっていますが、固いアイスバーンに、四苦八苦しながら雪渓を蹴り飛ばしながら一歩一歩登ってゆく様子が見られました。

午後からは紅葉の状態を確認するために山麓へと下山を致しました。午後になって、上空の雲が多くなり、紅葉を撮影するには少し条件が良くありませんが、それでも、位ヶ原山荘周辺には多くのカメラマンがお越しになっていて、下山のシャトルバスを待つ列が長く続く様子が見られました。

今日は本当に過ごしやすい一日となりました。天候は下り坂傾向ですが、雨には降られないように期待したいものです。
本日のシャトルバスは、紅葉が始まったこともあって、7時便が4台、8時便が3台、9時便が4台で、その後も3台程度の運行とまずまずの賑わいでした。

今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.21 は次週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/10/02 18:00更新)

【紅葉情報 − 大雪渓・位ヶ原エリアでは少し霜枯れの影響が見られます。三本滝ゲート付近でも紅葉が始まりだしました。】

( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.21  【紅葉情報】 をご覧ください )
今週になってようやく見頃に入ったといえる状態となってきました。

見頃のエリアは、上部エリアの大雪渓・位ヶ原エリアから中腹の冷泉小屋・摩利支天まで広い範囲にわたっています。
上部エリアの大雪渓・位ヶ原はピーク手前の状態。ただ、ウラジロナナカマドは枯れている状態のものが多く、これ以上の色づきは期待できません。ダケカンバについては一歩手前の色づきで、特に富士見沢・鶴ヶ沢のダケカンバは、完全な黄色に変化するまで、もうしばらくかかりそうです。しかし、強風などの影響により、エリア一体で一斉に葉を落としてしまう危険性があり、紅葉散策する時期を逃さないようにしてください。
むしろ、中腹の冷泉小屋から摩利支天のほうが葉の状態がよく、色づきも上部エリアよりも綺麗なものが多く見受けられます。

中腹エリアは、しばらく紅葉が楽しめそうですが、上部エリアにおいては、次の三連休までの間、ダケカンバの黄色がどこまで色づくか?(落葉せずに保ってくれるか?)、といったところが、今後の気がかりなポイントでしょう。

【10月よりシャトルバスの始発・最終便がそれぞれ1時間ずつ短くなります。】
10月よりシャトルバスは始発と最終がそれぞれ1時間ずつ短くなります。
<長野県側シャトルバス>
● ご来光バス : 10月から運休
● 上り便 : 乗鞍高原(観光センター) → 畳平  始発便  6時10分発(7〜9月) → 7時発(10月)     最終便 16時発(7〜9月) → 15時5分発(10月)
● 下り便 : 畳平 → 乗鞍高原(観光センター)  始発便 7時5分発(7〜9月) → 8時5分発(10月)   最終便 17時5分発(7〜9月) → 16時5分発(10月)
<岐阜県側シャトルバス>
● ご来光バス : 10月から運休
● 上り便 : ほおのき平駐車場 → 畳平  始発便  5時55分発(7〜9月) → 6時55分発(10月)     最終便 15時55分発(7〜9月) → 14時55分発(10月)
● 下り便 : 畳平 → ほおのき平駐車場  始発便  6時50分発(7〜9月) → 7時50分発(10月)     最終便 16時50分発(7〜9月) → 15時50分発(10月)

詳しくは 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。


【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について(春〜夏スキー版に更新)】
3月より公開した新コーナー「ノリクラガイドマップ」の内容を春〜夏スキー版に変更いたしました。春〜夏スキー版は「大雪渓・山頂版」と「鶴ヶ池雪渓版」の二種類です。
いずれも、地図上の文字表示にマウスポインタが当たるとポップアップで関連情報へリンクされるようになっております。
今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春〜夏スキーにご活用ください。
なお、従来版は「冬〜春スキー版」と名称変更いたしましたのであわせてご覧ください。
 

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@ 2010/10/02 07:45
快晴
(朝の速報 − 大雪渓駐車場)

A 2010/10/02 07:40
朝のシャトルバス − 紅葉が見頃を迎える
(朝の速報 − 位ヶ原 11号カーブ付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。速報を書く8時現在の大雪渓駐車場の気温は6℃。真っ青な快晴が広がり、力強い太陽が差し込んでいることもあって全く寒さは感じず、むしろ暖かさを感じるほどです。ようやく見頃を迎えた紅葉に今日はたくさんのカメラマンがやってきて、位ヶ原などの沿道では三脚を並べて撮影する姿があります。
今日は紅葉撮影で忙しく駆け回る方々の姿があちこちで見られるのではないかと思います。早朝の観光センター前駐車場はそれほどの混雑はありませんが、始発のシャトルバスは今月より1時間遅くなったこともあって、いつも以上の混雑が見られました。
今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2010/10/02 08:45更新)

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