ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.12(2006/07/31) C

Top-page > Index > Page: 1  2  3  4  5  6  7  8  9

(Update:2006/08/03)

 

【雪渓下部 U】

つるはしでモーグルコース作り − 7月29日(土)

発汗量が多くても高機能な合羽ならOK

モーグルコースに限らず、29日(土)と30日(日)では雪渓のコンディションがまるで異なります。29日は小雨が降り、硬く締まった状態の雪渓を掘り返そうとしても、スコップではなかなか歯が立ちません。コースがある程度の形になるまで、ご覧のようにつるはしを打ち込む必要があります。

これまで何度も合羽の重要性を申し上げてきましたが、今回、初めて機能性の高い合羽を着用して作業を行ったコブ管理人は、今まで着用したビニール合羽やポンチョが濡れる原因を始めて体感したようです。ビニール合羽など機能性の低い合羽は、外からではなく、中から濡れるんです。

モーグルコース − 7月30日(日) エア台つき(左)・エア台無し(右)の2本のコース

さて、梅雨が明けた30日(日)のモーグルコース。コースはエア台つきとエア台無しの2本。エア台つきは台の前後に10コブ・6コブあり、ピッチは3.5メート。エア台なしは21コブで、ピッチは4メートルです。

 

今日もたくさんお越しになってます 雪しぶきを上げて疾走

真夏が近づくにつれて、お越しになるモーグラーの数も増え、今日も本当にたくさんの方がお越しになっています。強い日差しに照らされて表面がやわらかく緩んだバーンを、多くのモーグラーが雪しぶきを上げて疾走していきます。

 

コブは次第に縦のウェーブ状に

しかし、雪が緩みこれだけの人数がいると、コブは縦のウェーブ状になってしまい、ターンどころではなく、ウェーブの中をスピードに負けないようがんばるしかなくなってしまいます。滑走人数が多いため、修復が間に合わず、コブ管理人もお手上げです。

 

みんなでデラ掛け

したがって、一旦、滑走を中断し、全員でデラ掛けして、縦になったラインを埋め戻します。これだけ人数が多いので、デラ掛けもあっという間に完了します。

 

天候も雪質も最高のコンディションの中、今日は最終便までたくさんのモーグラーが楽しんでいらっしゃいました。

なお、コブ管理人によると、ウインターシーズン好評だったモーグルワンポイントレッスンを行うとのことですので、モーグル初心者の方、コブに入ったことがないけどモーグルしてみたいという方。ぜひ、お越しください。男女問わずお待ちしております。

 

<<Back | Next>>

Copyright (C)   乗鞍香辛料監視委員会