ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.12(2006/07/31) A

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(Update:2006/08/03)

 

【畳平】

快晴の畳平

さて、こちらはお昼前の畳平。きれいな青空に覆われています。

 

乗鞍高原行きシャトルバス

畳平駐車場にはたくさんの観光バスやってきて、満車に近い状態になり、また、朝から乗鞍高原でもよい天気が続いたため、シャトルバスで畳平にお越しになった一般の観光客も多く、乗鞍高原行きの帰りの便はご覧のように長蛇の列を作っていました。今シーズン一番の混雑です。

 

長野・岐阜県境 − 国内最高標高地点

畳平から500メートルほどの所にある長野県・岐阜県の県境には、乗鞍高原からヒルクライムしてきた自転車の方々がいらっしゃいます。畳平は標高2702メートルとされていますが、県境はさらに10メートルほど高く、正確には一般車道として国内最高標高地点はここになります。(2715メートルくらい)

また、さらにここから宇宙線観測所(肩の小屋)やコロナ観測所へ専用道が伸びていますので、それらも含めれば、2770メートル、2870メートル付近まで自動車の入ることができる道路が国内には存在することになります。

 

こちらは前述の地元自転車クラブの方々。肩を揺らしながらすごい勢いで登っていく方や、飄々とした表情で足だけがきれいに回る無駄のない動きを見ると、なかなか自転車も奥が深いものだと感心してしまいます。

 

荷物満載のツーリング

こちらの方はご覧のように荷物満載で乗鞍高原から登って来られました。どれくらいの重さなのか自転車を持ち上げさせてもらいましたが、ビクともしません。ロードサイクルでヒルクライムされる方は多いのですが、以前、ご紹介した親子3人のご家族と同様、荷物を満載したツーリングの方がこのヒルクライムに挑戦されるケースはそれほど多くありません。

 

ええっと〜軽井沢から... これから平湯キャンプ場に行きます

どちらからお越しになったのかお聞きしたところ、軽井沢を出発し、今日は乗鞍高原から4時間かけて、ここまで登ってきたとのこと。空荷のロードサイクルでも、2〜3時間かかる方もいらっしゃると思いますので、休み休み登ってきたとしても、体力に加えて、相当な忍耐力がないと、ここまでたどり着けないはずです。ロードサイクルの場合、一旦降り、自転車に片手を添えて歩いていけば楽に行けますが、これだけの自重だと、押して登ることもかなりの体力が必要なはずです。

地図を片手に「これから平湯キャンプ場に行きます」と、流暢な日本語で語ってくれました。下りの乗鞍スカイラインは快適なダウンヒルコースですが、重量がある分だけ、余計に慎重に降りていかないといけないでしょう。晴れた空に浮かぶ穂高・槍・笠ヶ岳などの山々を楽しみながら、ゆっくり降りてください。

 

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