ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.12(2006/07/31) D

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(Update:2006/08/03)

 

【雪渓下部 V】

石碑の岩

モーグルコースの南側にある石碑の岩。先週から岩の右側に見える土の部分の雪解けが始まり、今週はご覧のようにかなりの面積で雪解けが進んでいます。このため、この後でお伝えしますが、石碑の岩の右側にある、雪渓上部から下部へ滑り降りる部分が狭くなり始めています。また、先週と比べて高さ1メートルほどの雪解けで、また、先週と同様、昨年と比べて3週間ほど遅い雪解けです。

 

石碑の岩の下部のバーン

雪渓上部左側から滑り降りる通路(横から)

石碑の岩の下部は先週までは雪の方が多かったくらいですが、ご覧のように岩の方が多くなってきています。この箇所の右側部分には、右の画像のように雪渓上部左側から滑り降りる雪渓が続いていますが、ご覧のようにこちらもかなり狭くなってきています。

 

雪渓上部左側から滑り降りる通路(上から)

こちらはその通路を上から見たところ。幅は一番広いところで12メートルほどあり、おそらく来週あたりまでは、板をつけて滑り降りることが可能かと思います。

 

雪渓下部のクレパス

モーグルコース付近に走る雪渓下部のクレパスは、先週までは断面の段差が拡大する一方でしたが、今週はほぼ同じ状態です。おそらく昨年冬の降雪時に混じりこんだハイマツの枯れ葉出てきていますので、雪渓の底が近くなってきていると思います。ただ、雪渓下部の中でも、この付近は数メートルの高さのくぼみができている箇所だと思いますので、もし、そうであれば、地面が見え始めるのはもう少し先になります。

 

【雪渓中段】

モーグルコースのスタート付近の岩と、石碑の岩の間を上っていくところで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。ハイマツ沿いには登山道があって、左方向へ進むと肩の小屋に行くことができます。

画像中央に岩の頭は、先週は高さは1メートルほどでしたが、今週は高さ2メートルほどまで雪解けが進んでいます。昨年と比べて、2〜3週間ほど遅い雪解けです。

 

登山道 雪が残るのは10メートルほど

登山道は、雪渓中段で一部雪が残っている箇所があります。先週は30〜40メートルほどの距離がありましたが、右の画像のように雪が残るのは10メートルほど。ここから先の登山道は、左の画像のとおり、さらに上に登って行き、雪の上を歩く必要はありません。

おそらく、この箇所の積雪も、来週にはほぼなくなっていると思います。

 

こちらは前述の「登山道」の画像を下部から肩の小屋方面に向かって撮影したもの。先週と比べて雪渓は高さで1〜1.5メートルほど低くなり、雪渓の縁は5メートルほど左に移動しています。

県道沿いの登山口から肩の小屋までの間で積雪が残っているのは、雪渓下部で30〜40メートルと、この雪渓中段で10メートルほどだけで、それ以外では積雪はありません。

 

雪渓中段はほかのエリアと比べてすこしスプーンカットが目立ちますが、まだまだ、滑走可能です。

 

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