ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.21(2006/09/30) E

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(Update:2006/10/05)

 

【雪渓上部 U】

雪渓上部左側

これまで雪渓上部左側は、少しずつその面積が小さくなる様子を遠方からでも確認することができましたが、今週は、面積の変化はほとんどありません。ほとんど大きな変化のない中でも、右端部分の雪解けは岩の頭の大きさから、やや、雪解けが進んでいることができます。

昨年より、4〜5週間ほど遅い状況になっています。

雪渓上部左側は他のエリア比べ急斜面です。したがって、雪渓での滑走に慣れていないスキーヤー・ボーダーは、ここでの滑走は危険を伴います。また、緩斜面の雪渓上部右側は、雪解けで滑走できなくなりましたので、これまで、雪渓上部左側での滑走の経験のない方は、絶対に滑走なさらないようお願いいたします。

下端から − 先週より3メートル雪解け

こちらの画像は下端部分から見たところ。下端部分の位置は先週より3メートルほど上昇し、全体の面積としては変化はありませんが、ご覧のように、かなり岩の頭が露出してきて、モーグルコースは下端まで滑走することはできなくなりました。モーグルコースの様子は次のページでお伝えします。

今回、雪解けが一番目立つ箇所は、ご覧の下端部分で、それ以外の箇所では、ほとんど雪解けが進んでいません。

 

落書きの岩

落書きの岩の周辺は、ご覧のように少し岩の頭が出始めていますが、積雪量は先週とほとんどかわっていません。昨年と比べて、5週間以上遅い雪解けです。

 

雪渓上部左側上端
=先週から高さ50センチ程度の雪解け=

こちらは上端付近。先週からの雪解けは、高さ50センチ程度で、雪解けした面積もほとんど変わっていません。

 

こちらの2枚はすぐ左側(南側)部分で、ここついても上端位置は先週とほとんどかわりありません。昨年より3〜4週間ほど遅い状況です。

雪渓上部左側 中央付近
=ほとんど雪解けが進んでいません=
フリーの滑走ラインが1本だけできてます

さらに南側(左側)に移動し、この付近が雪渓の中央付近。フリーの滑走ラインが1本残っています。ただ、こちらのフラットバーンは途中までしかありません。しかし、それよりさらに下部は斜度変化があって、一番下まで滑ろうという気にならないというスキーヤーの心理も働くのだと思います。

他の箇所と同様、ほとんど雪解けが進まず、先週から高さ30〜50センチ程度の減少にとどまっています。

 

雪渓上部左側 南寄り
=先週と全く変わりありません=
積雪は先週と同じ5メートル

こちらは一番南端部分です。5〜6月の稜線から滑り込みができる時期、朝日岳直下から滑り込んで大雪渓に差し掛かったあたりになります。この付近にいたっては、先週と全く変わりがありません。

雪渓上部左側は南側に行くにしたがって、雪解けのペースが遅くなっていきます。

 

綺麗に整備すれば滑走可能

フリー滑走をされた方が何人かいて、一枚だけ綺麗にフラットになっているエリアがあります。若干、長さが短いものの、基本的な練習には十分なバーンといえます。

 

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