ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.4(2006/06/03) H
【鶴ヶ池大雪渓】
鶴ヶ池大雪渓 |
畳平から100〜200メートルほど、乗鞍スカイラインを下り、県道乗鞍岳線との交差点付近に広がる雪渓を鶴ヶ池大雪渓といいます。岐阜県側で唯一滑走が認められている雪渓です。例年、ハイマツ帯が出てくる6月中旬ごろまで滑走できますが、今年は、もう少し先まで滑走できそうです。
一段上の駐車場 |
鶴ヶ池大雪渓付近の様子をご存知でない方は、よくわからないかと思いますが、知っている方なら一段上の駐車場といえば、大体想像がつくかと思います。ご覧のように全面雪です。
乗鞍スカイラインと県道乗鞍岳線の交差点付近の鶴ヶ池とは反対側に、大きな駐車場があります。シャトルバスで畳平に進入すると左手に鶴ヶ池が見えると、その右側が石垣になっています。そこが一段上の駐車場です。現在はマイカー規制になっていますので、使用されていません。
道路に面した駐車場 |
こちらは一段下の道路に面した駐車場。少し、路面が見え始めています。右の画像は乗鞍スカイラインを除雪した際に、寄せられた雪の山です。滑走ラインがついているのがわかりますか?天然の「パーク」になっていて、ボーダーの方々が遊んでいました。
奥にはエア台とライン |
奥にはエア台とラインができています。
エア台 | 今シーズンも特訓中! |
こちらはエア台。ちょっと大きいなぁ〜と感じましたが、話を聞くと、「アプローチからゼロ度部分があって、最後にフラット部分があって...」と、最近のモーグルの大会に設置される形状に対応したものとのこと。「今シーズンも、特訓がんばります!!」と、気合十分です。
ライン |
隣にはラインができています。
17ターン |
1コースのみですが、全長17ターン。およそ60メートルほどではないかと思います。
管理人 |
作ったのはこちらの管理人。冬も夏もコブ作りに勤しんでいます。ですから、懲りずに来週もまた作るといっています。
和気藹々と... |
大雪渓を大きく滑るのとは別に、みんなでひとつのラインに集まって、和気藹々と過ごすのはなかなか楽しいものです。これから、モーグルの方々の季節がやってくるのだとおもいます。
位ヶ原の春スキーバスが運行開始して、最初の週末ということを考慮しても、今回は大雪渓を蟻の行列かのことく、ホントにたくさんの方がお越しになったのには、驚きました。やはり、待ちに待った春スキーバスだったということでしょう。また、モーグルの方々もお越しになるようになり、少しずつ、ノリクラにも活気がついてくる季節がやってくるのだと実感します。
稜線から大斜面を滑走してくるのは、この時期しかできないと思います。しかし、エア台やラインを作って、遊ぶのもよいと思います。ノリクラでの滑走はスキー場とは異なり、必ず、「自然保護」の文字が付きまといます。どんなジャンルのスキーヤーでも、ベースには自然保護の概念がなければならないでしょう。
硫安を使わないとか、ごみを捨てないとか、高山植物を大事にするといったことは、大抵の方は周知されていると思います。残飯を捨てるようなことはしていないと思いますが、食料をザックから出していたりしませんか??目敏いカラスはスキあらばと狙ってきます。これらの下界の動植物の侵入を抑えるのも環境保護の一環なのです。
先日、「乗鞍岳へのアクセス(乗鞍大雪渓WebSIteの歩き方)」という新コーナーを作成しました。初めてノリクラにお越しになる方、初めて当WebSiteにお越しになった方に、わかりやすく紹介したコーナーです。ぜひ、一度、ご覧くださいますようお願いいたします。
また、6月4日(日)に実施された、乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムの様子については、ただいま編集中です。もうしばらくお待ちください。
【昨年の今ごろは?】
6月4日(土)は昼過ぎから雷鳴とともに雹(ひょう)が降りだす天候に急変し、13時過ぎから乗鞍スカイラインは通行止めになりました。乗鞍スカイラインの猫岳付近では積雪ができるほどで、翌日の乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムが実施できるか心配されていました、道路の除雪などを行って、実施されました。
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