ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版
Vol.3(2021/09/18) @
ノリクラ雪渓カレンダーは、2021シーズンは新型コロナの影響により、一時休止しておりますが、紅葉シーズンを迎えるにあたって、紅葉情報のみ再開いたします。
先週までは色づきの進み具合が遅かったものの、ここ2〜3日で急速に色づいて来ました。このまま適度に冷え込みが続けば、あと1週間程度で見頃を迎えると思われます。昨年より1週間早い状況です。
【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)】
★色づきが始まりました(例年の見頃:9月20日前後〜9月下旬)★
大雪渓付近 |
ノリクラの紅葉は9月中下旬から始まりますが、それに先立ち、9月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めます。紅葉関連の情報は下記のページをご参照ください。
<紅葉関連情報> |
大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) |
こちらは標高2600メートルの大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)の様子。手前のウラジロナナカマドが色づき始めました。
2015年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 2015ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2015/09/12〜13) E |
2016年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 2016ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2016/09/17〜18) D |
2017年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 2017ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2017/09/16) C |
2018年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2018/09/15) C |
2019年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 2019ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2019/09/14) C |
2020年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.3(Vol.20 2020/09/19) @ |
過去6年間と比べ、早い部類に入るかと思われます。
4号カーブ付近 | 大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) |
大雪渓エリアはウラジロナナカマドが主体で、左の画像のように一部枯れているものも散見されますが、右の画像のようにきれいに色づくものも目立って来ました。このまま色づきがさらに進んだ段階できれいに発色することを願いたいところです(実際のところこのまま枯れてしまうケースも多い)。
【過去5年間の見頃の時期(大雪渓・位ヶ原エリア)】 |
毎週土曜日の取材日をもとに判断しておりますので、真のピークは前後数日のズレがあると考えてください。 【2020年】 ■2020年10月3日(土) (ノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダー Vol.5紅葉情報) 【2019年】 ■2019年10月4日(金) (ノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダー Vol.22紅葉情報) 【2018年】 ■2018年9月22日(土) (ノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダー Vol.20紅葉情報) 【2017年】 ■2017年9月30日(土) (ノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダーVol.21紅葉情報 ) 【2016年】 ■2016年9月24日(土) (ノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダーVol.20紅葉情報)
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こちらは過去5年間の見頃の時期を示したもの。早い年で9月22日、遅い年で10月4日と開きがあります。ただ、どの年も見頃の時期は長くて1週間しかありませんので、1週間ずれるとほぼ全て枯れ落ちて見所が全くない状態となります。そのため、当WebSiteでは見頃の時期を逃さないように情報提供しております。なお、リンク部分をクリックするとその時の速報と雪渓カレンダーを確認することができます。
【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近)】
★色づきが始まりました(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★
位ヶ原−宝徳霊神バス停付近 |
標高2500メートル付近の位ヶ原エリア。ウラジロナナカマドの赤にダケカンバの黄色が加わりますが、ダケカンバの方がやや遅れて見頃を迎えます。現段階ではウラジロナナカマドが先行し、ダケカンバはまだ発色が進んでいない状態です。
【1週間後】2020年の位ヶ原−宝徳霊神バス停付近 |
上の段は今週と同じ週の昨年の様子。まだ青々としていて、下の段の翌週はかなり進んでいることがわかります。おそらく、この次の週になるとダケカンバの黄色はもっとはっきりするものの、ウラジロナナカマドは枯れているものが多くなってきます。どちらの週が良いかは好みの問題かもしれません。
富士見沢 − 現段階では枯れているものは少ない |
富士見沢もウラジロナナカマドは発色が始まり、ダケカンバはまだ発色していません。ここ最近富士見沢のウラジロナナカマドは紅葉が進むと枯れてしまい全滅状態が続いていますが、今年はまだその傾向は見られません。ただ、ここから1週間がきれいに発色するか枯れてしまうかの別れ道の段階といえます。
今回の位ヶ原お花畑 |
7号カーブ付近の位ヶ原お花畑。こちらも発色が進んできました。
2019年の位ヶ原お花畑 2019ノリクラ 雪渓カレンダーVol.19(2019/09/14) C |
こちらは、昨年・一昨年の7号カーブ付近の位ヶ原お花畑。過去2年は紅葉が遅く、今年は特別早いわけではなく、例年並みです。
ツアーコース入口付近の11号カーブのウラジロナナカマド。先週よりも色合いが進んでいますが、手前の早く色づきが進んだ部分はほぼ枯れています。
2015年のツアーコース入口(11号カーブ) 2015ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2015/09/12〜13) E |
2016年のツアーコース入口(11号カーブ) 2016ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2016/09/17〜18) D |
2017年のツアーコース入口(11号カーブ) 2017ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2017/09/16) C |
2018年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2018/09/15) C |
2019年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2019ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2019/09/14) C |
2020年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.3(Vol.20 2020/09/19) @ |
過去6年と比べて、今年は手前のウラジロナナカマドは枯れている年も多く、遠景のウラジロナナカマドの発色が進みつつある状態で、今年もほぼ同じ状態といえます。
手前にあるウラジロナナカマドがこちら。ノリクラの紅葉はこのウラジロナナカマドから始まります。2週間前より色づきがはっきりし始め、先週は良い状態でしたが、今週はほぼ枯れてしまいました。
2015年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2015ノリクラ雪渓カレンダー Vol.19(2015/09/12〜13) E |
2016年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2016ノリクラ雪渓カレンダー Vol.18(2016/09/10〜11) D |
2017年のツアーコース入口(11号カーブ) 2017ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2017/09/16) C |
2018年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2018/09/15) C |
2019年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2019ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2019/09/14) C |
2020年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.3(Vol.20 2020/09/19) @ |
例年だとまだ残っていることの方が多いものの、今年は例年以上に早い進捗といえます。
近年、ウラジロナナカマドの赤がはっきりしない・枯れてしまうケースが多いのですが、今年は比較的綺麗なものが現段階では見られます。このままさらに色合いが進んでくれることを期待したいところです。
【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2220〜2000m付近)】
★色づきが始まりました(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★
冷泉 |
こちらは標高2230メートルの冷泉。先週と比べると発色が全体に進んで、紅葉が始まったといえる状態に達しています。
2015年の冷泉 2015ノリクラ雪渓カレンダー Vol.19(2015/09/12〜13) F |
2016年の冷泉 2016ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2016/09/17〜18) F |
2017年の冷泉 2017ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2017/09/16) D |
2018年の冷泉 2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2018/09/15) C |
2019年の冷泉 2019ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2019/09/14) C |
2020年の冷泉 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.3(Vol.20 2020/09/19) @ |
過去6年間と比べてると、今年はやや早い状態のようです。
今回の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ) |
冷泉小屋と魔利支天バス停の中間付近にあり荒田橋(あれたばし)を少し下ったあたりの28号カーブ付近。全体的に発色が進んできました。
2019年の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ) 2019ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2019/09/14) C |
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2018年の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ) 2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2018/09/15) C |
過去3年間と比べても、今年はやや早い模様です。
中腹エリアは、上部エリアで見られるウラジロナナカマドやダケカンバのほかに、タカネナナカマド(赤)やオオカメノキ(赤)やミネカエデ(黄)などが加わり、上部エリアよりも色彩豊かです。現時点ですでに見頃と言えるレベルまで達していますが、もう1段階発色が進むとよりきれいになります。
現時点での紅葉は前述の28号カーブ付近までで、29号カーブ上の直線部分より山麓は、色づきがまだ進んでいません。上部から中腹まできれいに発色が進んできました。あと1週間程で見頃のレベルまで達するはずですので、時期を逃さずお越しください。
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