ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版

Vol.5(2024/10/05) @

 

 

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(Update:2024/10/07)

 

先週末の9月28日(土)ごろから見頃に差し掛かってきて、10月2日(水)前後に見頃になりました。10月3日(木)・4日(金)は風雨がやや強く、落葉が若干始まった状況となり、見頃のピークが過ぎてしまう恐れがありましたが落葉の影響は軽微で、本日10月5日(土)も見頃が続いています。

今年はウラジロナナカマドのダメージが例年よりひどく、大雪渓・位ヶ原エリア(標高2600〜2500m)で毎年綺麗に紅葉する箇所でも全滅状態となっています。近年、ウラジロナナカマドの紅葉が綺麗にならない状態が続き、年々ひどくなっています。そのため、大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉はダケカンバの黄色一色のみとなっています。ダケカンバは一部でまだ緑の部分がありますが、綺麗な発色となっています(今後、数日でさらに深まるはずです)

また、荒田沢橋下28号カーブから位ヶ原山荘までの中腹エリア(標高2000〜2350m)でも見頃となってきました。こちらでは紅葉する木の種類が上部の大雪渓・位ヶ原エリアよりも多く、色彩豊かな紅葉が楽しめます。

上部エリアも中腹エリアも紅葉の寿命は長くありませんので、できる限りお早めにお越しください。

なお、これから示す情報は10月5日(土)時点の状況に基づくもので、今後の気候・天候によって大きく変わる可能性がありますのでご注意下さい(最新の情報はトップページの速報をご覧ください)。


◎ 今回の目次

●Page-1 :  
【地図 − GoogleMap【乗鞍大雪渓WebSite】乗鞍紅葉状況(2024/10/05時点)】
【地図 − GoogleMap【乗鞍大雪渓WebSite】県道乗鞍岳線カーブ番号・シャトルバス停留所(バス停) 】
【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)】
【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近)】
●Page-2 :
【紅葉情報−位ヶ原付近(標高2500m付近)】
●Page-3 :
【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2220〜2000m付近)】
【まとめ】
【<初霜・初氷・初雪・初冠雪の観測日一覧>

●参考資料●
(見頃の時期) −過去8年間の見頃の時期(大雪渓・位ヶ原エリア (Page-1)
(紅葉情報) − 紅葉総合INDEX

 

 

GoogleMap上に今回の撮影ポイントを表示してあります。また、県道乗鞍岳線のカーブ番号も合わせて表示させておりますので参考になさってください。(撮影ポイントとカーブ番号は別レイヤーにしてありますので、表示を切り替えることが可能です)

 

 

県道乗鞍岳線のカーブ番号とバス停だけの地図も用意しております。

 

 

【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)。大雪渓付近の積雪状況】
★終了(例年の見頃:9月20日前後〜9月下旬)★

大雪渓付近

ノリクラの紅葉は9月中下旬から始まりますが、それに先立ち、9月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めております。紅葉関連の情報は下記のページをご参照ください。

<紅葉関連情報>
過去5年間の見頃の時期(大雪渓・位ヶ原エリア) − こちら
■ 紅葉まとめ − 紅葉総合INDEX
■ ノリクラの紅葉の概要 −  乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)  

 

大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)

こちらは標高2600メートルの大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)の様子。手前にウラジロナナカマドがありますが、残念ながら紅葉せずに枯れています。

 

2020年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)
2020ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.5(Vol.22 2020/10/03) @
2021年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)
2021ノリクラ 雪渓カレンダー
紅葉版 Vol.5(2021/10/02) @
2022年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)
2022ノリクラ 雪渓カレンダー
紅葉版 Vol.5(2022/10/01) @
2023年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)
2023ノリクラ 雪渓カレンダー
紅葉版 Vol.5(2023/09/30) @

この箇所のウラジロナナカマドも、数年前までは綺麗にオレンジ色に発色していましたが、ここ最近は綺麗な発色が見られない年が多くなってきました。

 

先週の大雪渓付近
ノリクラ 雪渓カレンダー
紅葉版 Vol.4(2024/09/28) @

今回の大雪渓付近

すでにお伝えしているように、今年のウラジロナナカマドは全滅状態です。大雪渓エリアはウラジロナナカマド一択ですので、このエリアの紅葉は全くなかったといってよい状態です。

 

【過去8年間の見頃の時期(大雪渓・位ヶ原エリア)】

 

毎週土曜日の取材日をもとに判断しておりますので、真のピークは前後数日のズレがあると考えてください。

【2023年】  ■2023年9月30日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版Vol.5

【2022年】  ■2022年10月8日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版Vol.6

【2021年】  ■2021年9月25日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.4紅葉情報

【2020年】  ■2020年10月3日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.5紅葉情報

【2019年】  ■2019年10月4日(金)     (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.22紅葉情報

【2018年】  ■2018年9月22日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.20紅葉情報

【2017年】  ■2017年9月30日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.21紅葉情報 )

【2016年】  ■2016年9月24日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.20紅葉情報

→見頃は9月下旬 または 10月上旬のどちらかの1週間程度

 

こちらは過去8年間の見頃の時期を示したもの。早い年で9月22日、遅い年で10月8日と開きがあります。上記に表示した時期でも、大雪渓は終了・位ヶ原はピークという年もあります。また、どの年も見頃の時期は長くて1週間しかありませんので、1週間ずれるとほぼ全て枯れ落ちて見所が全くない状態となります。したがって、見頃は9月下旬、または、10月上旬のどちらかの1週間程度ですが、近年は9月下旬〜10月上旬の2週にわたって紅葉が続く状況が見られます。

そのため、当WebSiteでは見頃の時期を逃さないように情報提供しております。なお、リンク部分をクリックするとその時の速報と雪渓カレンダーを確認することができます。

 

【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500〜2600m付近)】
★見頃(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★

宝徳霊神バス停付近

標高2500メートル付近の位ヶ原エリア。先週あたりから見頃のレベルとなり、今週は緑色の部分が抜けて色合いが深まり、ほぼピークの発色状態です。

 

2023年の宝徳霊神バス停付近
2023ノリクラ 雪渓カレンダー紅葉版 Vol.6(2023/10/07) @

2022年の宝徳霊神バス停付近
2022ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版 Vol.6(2022/10/08) @

こちらは昨年・一昨年の同時期の様子。一昨年はダケカンバが綺麗に紅葉していますが、昨年は前の週から見頃に入り、この週はピークの発色になるはずでしたが、降雪のため全滅してしまいました。

 

今週の富士見沢

2022年の富士見沢
2022ノリクラ 雪渓カレンダー
紅葉版 Vol.6(2022/10/08) @
2023年の富士見沢
2023ノリクラ 雪渓カレンダー
紅葉版 Vol.6(2023/10/07) @

こちらは富士見沢の様子。山麓側(画像右側)にはダケカンバが分布していて綺麗に黄色になっていますが、山頂側(画像左側)に分布するウラジロナナカマドは全滅しています。一昨年2022年の状況と比べると、その違いは一目瞭然です。

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